執筆者:水口貴博

賢い人になる30の方法

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瞑想めいそうをするだけで賢くなれる。

瞑想をするだけで賢くなれる。 | 賢い人になる30の方法

賢くなるために、瞑想の習慣が効果的です。

瞑想と聞くと、宗教的なイメージが強く、抵抗感や苦手意識があるかもしれません。

中には暗い印象を持っている人もいるのではないでしょうか。

瞑想は、何も考えずじっとする行為なので、賢さとは無関係に思えます。

たしかに頭も体も動かさず、ぼうっとしているだけです。

しかし、賢さと無関係と思うなら誤解です。

無関係どころか、大いに関係しているからです。

瞑想には、賢くするための要素が数多くあります。

私たちは普段、数多くの物事を考えているといわれています。

私たちは、1日におよそ187000項目のことを考えているといわれています。

1日は86400秒ですから、1秒に2項目以上考えていることになります。

ほぼ常に何かを考えている状態と言っていいでしょう。

考えていることの多くは、過去の後悔や将来の不安です。

仕事のこと、人間関係のこと、お金のこと、健康のこと、将来のこと。

「ああすればよかった」「こうしたほうがいいだろうか」といつも何らかの考え事をしています。

たとえ睡眠中でさえ、夢を見ることで、考える行為が行われています。

考え事があるのはいいのですが、量や頻度があまりに多いため、もはや考え事に飲み込まれている状態になっています。

常に何かを考えているため、脳は休む暇がなく、疲れ果ててしまっている状態です。

そこで役立つのが、瞑想です。

瞑想とは、完全に何も考えない時間を作る行為。

瞑想をすることで、意識を現在から切り離し、完全に何も考えない時間を作ります。

雑念に飲み込まれていた状況から脱して、冷静な自分に戻れます。

そのため瞑想には、脳の働きを活性化させる作用が確認されています。

(瞑想の効果1)
記憶に関する能力が向上する

瞑想を行うことで、海馬かいばの領域が拡大することが確認されています。

海馬とは、判断や記憶に関係する脳の部位です。

つまり、判断力や記憶力が向上するといった効果が見込まれます。

ひいては学習能力の向上に役立ちます。

(瞑想の効果2)
ストレスの過剰反応を抑える

瞑想を行うことで、扁桃体へんとうたいが縮小することが確認されています。

「縮小」と聞くと、悪いことに思えるかもしれませんが、そうとは限りません。

扁桃体は、快・不快や好き嫌いの感情に関わる脳の部位です。

扁桃体が縮小することで、気持ちが安定しやすくなり、ストレスの過剰反応を抑える働きがあります。

(瞑想の効果3)
余裕と落ち着きを取り戻せる

瞑想を行うことで、忘我の境地を体験できます。

私たちは忙しい日々を送っていますが、瞑想によって余裕と落ち着きを取り戻す効果があります。

いらいらした気分を解消でき、心に余裕と落ち着きが生まれます。

余裕と落ち着きによって理性と自制心が安定して、冷静な思考と判断をする力が向上します。

§

瞑想を行うことで、脳の情報処理能力が底上げされ、頭の働きが向上する効果が見込まれます。

瞑想の方法は簡単です。

目をつぶり、何も考えない時間を作るだけです。

何か考えてしまいそうなら、呼吸に意識を向けると、無心に集中しやすくなります。

瞑想は、長時間行う必要はありません。

1日3分の瞑想でも効果があることが確認されています。

余裕があれば、5分でも10分でも瞑想をするといいでしょう。

今日から瞑想を習慣にして、瞑想の達人になりましょう。

「瞑想をするだけで賢くなれる」と言っても過言ではないのです。

賢い人になる方法(22)
  • 1日3分、瞑想の時間を作る。
さまざまな経験を積むことで、賢くなっていける。

賢い人になる30の方法

賢い人になる30の方法
  1. 賢い人とは、勉強ができる人のことではない。
    賢い人とは、勉強ができる人のことではない。
  2. 賢くなるためには、まず知識がなければ始まらない。
    賢くなるためには、まず知識がなければ始まらない。
  3. 賢い人は、知恵を身につけている。
    賢い人は、知恵を身につけている。
  4. 賢くなるために必要なのは、知識より、知識を操る力。
    賢くなるために必要なのは、知識より、知識を操る力。
  5. 賢い人は、論理的思考力を身につけている。
    賢い人は、論理的思考力を身につけている。
  6. 速く考えることは後回しでいい。<br>最初は深く考えることに集中する。
    速く考えることは後回しでいい。
    最初は深く考えることに集中する。
  7. 普段から深く考える習慣をつけておこう。
    普段から深く考える習慣をつけておこう。
  8. 感情は、思考と判断の大敵。<br>常に理性を大事にする。
    感情は、思考と判断の大敵。
    常に理性を大事にする。
  9. 余裕と落ち着きは、冷静な思考の土台となるもの。
    余裕と落ち着きは、冷静な思考の土台となるもの。
  10. 賢くなるには、素直が欠かせない。
    賢くなるには、素直が欠かせない。
  11. 目先の損得に惑わされない。<br>長期的な損得を考えて行動する習慣を持つ。
    目先の損得に惑わされない。
    長期的な損得を考えて行動する習慣を持つ。
  12. 賢くなるために大切な3つのポイント。<br>遊び心、発想力、想像力。
    賢くなるために大切な3つのポイント。
    遊び心、発想力、想像力。
  13. 賢い人には、本質を考える習慣がある。
    賢い人には、本質を考える習慣がある。
  14. 本質を考える力は、たった一言で強化できる。<br>「本当に大切なことは何だろうか」
    本質を考える力は、たった一言で強化できる。
    「本当に大切なことは何だろうか」
  15. 良い面と悪い面の両方を確認する習慣をつける。
    良い面と悪い面の両方を確認する習慣をつける。
  16. 段取りと優先順位を徹底することが、賢くなるための必要条件。
    段取りと優先順位を徹底することが、賢くなるための必要条件。
  17. 目的と手段がすり替わっていないか。
    目的と手段がすり替わっていないか。
  18. 賢い人は、好奇心を大切にする。
    賢い人は、好奇心を大切にする。
  19. 古いものに執着せず、新しいものも取り入れる。
    古いものに執着せず、新しいものも取り入れる。
  20. 自分を知ることも、賢くなるために必要な勉強の1つ。
    自分を知ることも、賢くなるために必要な勉強の1つ。
  21. 食事・運動・睡眠を通して、賢くなる。
    食事・運動・睡眠を通して、賢くなる。
  22. 瞑想をするだけで賢くなれる。
    瞑想をするだけで賢くなれる。
  23. さまざまな経験を積むことで、賢くなっていける。
    さまざまな経験を積むことで、賢くなっていける。
  24. 新しい挑戦を「新しい成長」と言い換えると、勇気が出る。
    新しい挑戦を「新しい成長」と言い換えると、勇気が出る。
  25. 雰囲気に合わせても、流されてはいけない。
    雰囲気に合わせても、流されてはいけない。
  26. 賢そうな雰囲気を出す4つのポイント。
    賢そうな雰囲気を出す4つのポイント。
  27. 相談をためらっているうちは、賢くなれない。
    相談をためらっているうちは、賢くなれない。
  28. なかなか正解が見つからなくても、諦めない。<br>壁にぶち当たってからが、本当の始まり。
    なかなか正解が見つからなくても、諦めない。
    壁にぶち当たってからが、本当の始まり。
  29. 賢い人になっても、偉そうな人になってはいけない。
    賢い人になっても、偉そうな人になってはいけない。
  30. 常に勉強。<br>一生勉強。
    常に勉強。
    一生勉強。

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