賢い人になるためには自分を知りましょう。
あなたは、自分のことをうまく説明できますか。
「自分のことくらい知っている」と思うかもしれませんが、ポイントは「どこまで具体的に知っているか」です。
意外と曖昧に理解していることが多いのではないでしょうか。
人によって個性も特徴も異なりますが、あなたにも特有の個性や特徴があるはずです。
自分の個性をわかっていなければ、自分のパフォーマンスをきちんと発揮できません。
あなたには、さまざまな特徴があります。
体質・性格・趣味・特技・考え方。
好き嫌い・短所や長所・得意や不得意。
賢くなるには、自分を知ることが欠かせません。
自分を知ることで、必要な環境を整えやすくなるからです。
自分を熟知できていれば、自分に合わせた判断や行動を選択できるようになります。
たとえば「短時間しか集中できない」という特徴があるとします。
集中できないからと諦めるのではありません。
短時間しか集中できないなら、小まめに休憩を作ることで、仕事のセット数を増やせばいいのです。
1セットあたりの仕事時間が短くても、セット数を増やせば、結果としてパフォーマンスを向上させることが可能です。
「細かい確認が苦手」という特徴があるとします。
努力によって克服する方法もありますが、性格上、思うように改善できないこともあるでしょう。
もっと単純な解決策があります。
細かい仕事だけ得意な人にお願いして、自分は得意な仕事に集中すればいいのです。
自分の得意に合わせた仕事の仕方をすれば、全体として最大限の仕事を発揮できるでしょう。
「活字が苦手」という特徴があるとします。
本や雑誌など、活字を通して学ぶのが苦手なら、読む以外の手段で学ぶ方法が考えられます。
たとえば、テレビ・ラジオ・オーディオブックなどの手段なら、活字に触れなくても情報収集が可能です。
苦手は苦手ですから仕方ありません。
特に性格に起因した苦手は、克服したくても難しいでしょう。
そもそも克服が不可能ということもあるはずです。
苦手も短所も不得意も、そのままでいい。
克服するのではなく、回避策・代替策によって、問題を対処していけます。
自分のパフォーマンスをきちんと発揮させるためにも、自分を知ることが大切です。
さまざまな状況に身を置いて、自分の特徴をつかんでいきましょう。
自分を知ることも、賢くなるために必要な勉強の1つです。