執筆者:水口貴博

賢い人になる30の方法

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目先の損得に惑わされない。長期的な損得を考えて行動する習慣を持つ。

目先の損得に惑わされない。長期的な損得を考えて行動する習慣を持つ。 | 賢い人になる30の方法

賢くなるためには、目先の損得に惑わされないことが大切です。

「今すぐ結果が得られる方法」と「結果が出るまでに時間がかかる方法」。

2つの選択肢があれば、どちらのほうが気になるでしょうか。

まず気になるのは、やはり即効性のある方法ではないでしょうか。

「すぐ効果が出るものは、素晴らしい」

「なかなか効果が出ないものは、よくない」

やはり即効性のある方法のほうが、効果の実感が湧きやすいため、魅力を感じるでしょう。

「1年で痩せる新ダイエット法」より「1カ月で痩せる新ダイエット法」のほうが興味をかき立てられるはずです。

深く考えることがないと、目先の損得で物事を考えがちです。

できるだけ短い期間で大きな効果を得ることができるなら、ベストに思えます。

しかし、目先の損得を軸にして考えると、短絡的な思考や判断になる傾向があります。

即効性のある方法が正しいとは限りません。

すぐ効果は得られても、長期で考えたとき、無意味だったり逆効果だったりする場合があります。

すぐ効果が出ないから無意味とも限りません。

最初は効果がなくても、後から大きな得が得られるかもしれません。

目先の損得に惑わされないためには、長期的な考え方が大切です。

たとえば、食事です。

短期的に考えるなら、安くておいしい食事を優先しがちです。

今の空腹さえ満たせば、すぐ満足感は得られますが、長期で考えるとベストな選択とは言えません。

ジャンクフードやファストフードなど、安くておいしい食事は、添加物が多くて栄養価も低い傾向があります。

「腹は満たせても、栄養は満たされていない」という状態になりがちです。

長期的に考えるなら、少し費用はかかったとしても、安全と栄養価を優先したほうが賢明とわかるでしょう。

資格取得についても同様です。

短期的に考えるなら、簡単で取りやすい資格に注目しがちです。

たくさん資格を持っていれば、就職にも有利になると思われがちですが、ここが落とし穴です。

いくら資格をたくさん持っていても、仕事に無関係の資格では無意味です。

自己満足にはなるでしょうが、就職活動の武器として生かすのは厳しいのが現実です。

長期的に考えるなら、取得に時間はかかっても、仕事に役立つ資格に絞って取ったほうが有益だとわかります。

ダイエットについても同じです。

無理な運動や急な食事制限をすると、短期で効果を得られますが、本当の成功とは限りません。

即効性のあるダイエットは、リバウンドがしやすかったり、健康に悪影響が出たりする場合が少なくありません。

本気でダイエットの成功を考えるなら、時間をかけたダイエットのほうが、リバウンドはなく健康的に痩せられます。

目先の損得に惑わされないでください。

目先の損得ばかり注目していると、足元にある落とし穴に気づかず、後悔を増やすことになるでしょう。

目先の損得を無視するわけではありません。

目先の損得を考えつつも、重点を置くのは、長期的な損得です。

長期的な取り組みは、忍耐力も集中力も必要ですが、その分だけ成功したときの利益も喜びも大きくなります。

長期的に考える習慣を持つことで、目先の損得に惑わされず、本当に大切な価値に気づきやすくなります。

賢い人になる方法(11)
  • 短期的な損得に惑わされず、長期的な損得を考えて行動する習慣を持つ。
賢くなるために大切な3つのポイント。
遊び心、発想力、想像力。

賢い人になる30の方法

  1. 賢い人とは、勉強ができる人のことではない。
  2. 賢くなるためには、まず知識がなければ始まらない。
  3. 賢い人は、知恵を身につけている。
  4. 賢くなるために必要なのは、知識より、知識を操る力。
  5. 賢い人は、論理的思考力を身につけている。
  6. 速く考えることは後回しでいい。
    最初は深く考えることに集中する。
  7. 普段から深く考える習慣をつけておこう。
  8. 感情は、思考と判断の大敵。
    常に理性を大事にする。
  9. 余裕と落ち着きは、冷静な思考の土台となるもの。
  10. 賢くなるには、素直が欠かせない。
  11. 目先の損得に惑わされない。
    長期的な損得を考えて行動する習慣を持つ。
  12. 賢くなるために大切な3つのポイント。
    遊び心、発想力、想像力。
  13. 賢い人には、本質を考える習慣がある。
  14. 本質を考える力は、たった一言で強化できる。
    「本当に大切なことは何だろうか」
  15. 良い面と悪い面の両方を確認する習慣をつける。
  16. 段取りと優先順位を徹底することが、賢くなるための必要条件。
  17. 目的と手段がすり替わっていないか。
  18. 賢い人は、好奇心を大切にする。
  19. 古いものに執着せず、新しいものも取り入れる。
  20. 自分を知ることも、賢くなるために必要な勉強の1つ。
  21. 食事・運動・睡眠を通して、賢くなる。
  22. 瞑想をするだけで賢くなれる。
  23. さまざまな経験を積むことで、賢くなっていける。
  24. 新しい挑戦を「新しい成長」と言い換えると、勇気が出る。
  25. 雰囲気に合わせても、流されてはいけない。
  26. 賢そうな雰囲気を出す4つのポイント。
  27. 相談をためらっているうちは、賢くなれない。
  28. なかなか正解が見つからなくても、諦めない。
    壁にぶち当たってからが、本当の始まり。
  29. 賢い人になっても、偉そうな人になってはいけない。
  30. 常に勉強。
    一生勉強。

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