執筆者:水口貴博

あがり症対策に役立つ30の基本知識

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場数を踏むだけであがり症が治らない2つの原因とは。

場数を踏むだけであがり症が治らない2つの原因とは。 | あがり症対策に役立つ30の基本知識

あがり症の克服について、2つの対立した意見が聞かれます。

  • 「場数を踏むのが最も有効」という意見
  • 「場数を踏むだけでは治らない」という意見

それぞれ逆の意見のため、どちらが本当なのか迷うところでしょう。

結論から言うと、どちらも正解です。

あがり症の克服には、場数を踏むことが効果的である一方、場数を踏むだけであがり症が治らない状況があるのも事実です。

なぜ場数を踏むだけであがり症が治らないのか。

それは、場数の踏み方に問題があります。

誤った場数の踏み方は、主に次の2つがあります。

  1. いきなり大勢の前で発表しようとしている
  1. すでに失敗体験があり、トラウマがある

一方、もしくは両方に該当していると、場数を踏むだけでは治りません。

むしろ場数を増やすにつれて、かえってあがり症を悪化させる可能性があるため、慎重になる必要があります。

あがり症を克服するには、上記2点に注意しながら進める必要があります。

あがり症を克服するために大切な条件が2つあります。

  1. 場数
  1. 成功体験

場数を増やしても、それが失敗体験ではいけません。

失敗体験が増えると、むしろあがり症が悪化します。

一方、成功体験があっても、場数が少ないなら不十分です。

いくら成功体験があっても、場数が少ないと慣れることができないからです。

いきなり場数を踏めばいいわけではありません。

場数と成功体験の両方を満たしてこそ、あがり症を克服できます。

正しい段階さえ踏んでいけば、あがり症の克服は誰でも可能です。

この点を理解しておくことが大切です。

あがり症対策に役立つ基本知識(17)
  • 場数を踏むだけであがり症が治らない2つの原因を理解する。
時間は、短く区切るだけで、時間感覚も変わる。

あがり症対策に役立つ30の基本知識

  1. あがり症とは何か。
  2. あがり症になるメカニズム。
  3. あがり症をチェックしよう。
    あがり症によく見られる15の特徴。
  4. あがり症を引き起こす5大原因。
  5. あがり症になりやすい7つの性格。
  6. あがり症になりにくい3つの性格。
  7. あがり症は遺伝なのか。
  8. あがり症は病気なのか。
  9. あがり症を治す薬はあるのか。
  10. あがり症の代表的な3種類の治療法。
  11. あがり症の原因は2つある。
    「人前で話す技術の不足」「上手に話す技術の不足」。
  12. 発表のお手本を見つけて、参考にしよう。
  13. 練習によって自信をつけることが、緊張に強くなる王道。
  14. 「自分はできる」と信じることを、練習をサボることと一緒に考えない。
  15. 慣れに才能は必要ない。
    慣れは、すべての人に備わっている能力。
    必要なのは、練習量のみ。
  16. いつの間にかあがり症が治っていた事例もある。
    自然とあがり症が治る事例の共通点とは。
  17. 場数を踏むだけであがり症が治らない2つの原因とは。
  18. 時間は、短く区切るだけで、時間感覚も変わる。
  19. 緊張して寝られないときの2つの対処法。
  20. 緊張で汗をかきやすい体質についての考え方。
  21. あがり症という短所は、面接でどう説明すればいいのか。
  22. あがり症は、あなたのチャームポイント。
  23. あがり症は、短所ではなく長所。
    素晴らしい可能性が秘められている。
  24. もともとメンタルが弱いから、鍛えても無駄と思わないこと。
    鍛えたことがないからこそ、挑戦する価値がある。
  25. 大切なのは、緊張しないことではなく、結果を出すこと。
    緊張しても、結果を出せればOK。
  26. 発表に失敗したときの人生への悪影響を考えてみる。
  27. 病院は、病気になってから行くところではなく、悩んでいるときに行くところ。
    心療内科で診察を受けてみよう。
  28. あがり症は、大人になっても克服できるのか。
  29. 緊張による下痢は、過敏性腸症候群の可能性を疑う。
  30. 被害妄想が重度の場合、統合失調症の可能性を疑う。

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