執筆者:水口貴博

あがり症対策に役立つ30の基本知識

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いつの間にかあがり症が治っていた事例もある。自然とあがり症が治る事例の共通点とは。

いつの間にかあがり症が治っていた事例もある。自然とあがり症が治る事例の共通点とは。 | あがり症対策に役立つ30の基本知識

あがり症を克服した人の中には、不思議な事例が存在します。

「いつの間にかあがり症が治っていた」という事例です。

「昔はあがり症で悩んでいたのに、大人になってからいつの間にか治っていた」

あがり症で悩む人からすると、羨ましい限りでしょう。

自然と治ったという成功事例があるなら、自分も放置でよいのではないかと思いますが、要注意です。

自然とあがり症が治る事例には「ある共通点」があります。

結局のところ、生活のどこかで成功体験を積み重ねているのです。

長く生きていると、さまざまな出来事を経験することになります。

特に社会で仕事をしていると、厳しい出来事を経験することも多くなります。

自分の気持ちを伝えたり、人を説得したりする場面もあります。

やりにくい仕事をするのは日常茶飯事。

難しい仕事を成し遂げたり、忙しい時期を乗り越えたりするでしょう。

言いにくいことを伝えなければいけない場面も、たくさん経験するはずです。

多種多様な人生経験を通して成功体験を積み上げていくことで、自然とメンタルが強くなっていく。

結果として、あがり症が治る場合があります。

自然にあがり症が治った事例は、本人も気づかないうちに大量の成功体験を積み上げていることにあるのです。

したがって、人生経験も成功体験もなければ、あがり症の自然な克服は困難です。

「失敗体験をしなければいい」「緊張から逃げればいい」という状態では、永遠に克服できません。

あがり症には「上手に話す技術」も関係しています。

上手に話す技術は、実際に練習や経験をしないかぎり、自然と上達しません。

努力も行動もせず、場数も成功体験もなければ、自然とあがり症が治る可能性はゼロ。

時間に任せるような克服方法は、普段から「諦めない心」と「積極的な行動」を心がけている人だけに通じる話です。

きちんとあがり症を克服したいなら、あがり症の克服に向けた積極的な挑戦が必要です。

あがり症は、正しい方法と経験を積み上げることで克服できる症状です。

あがり症の克服に大切なのは「場数」と「成功体験」です。

無理のない範囲から、少しずつ場数と成功体験を積み重ねていけば、だんだん緊張にも強くなれます。

完全にあがり症を克服できなくても、悪影響を小さくすることなら、誰でも十分可能です。

あがり症対策に役立つ基本知識(16)
  • 自然とあがり症が治っている人は、生活のどこかで成功体験を積み重ねている。
場数を踏むだけであがり症が治らない2つの原因とは。

あがり症対策に役立つ30の基本知識

  1. あがり症とは何か。
  2. あがり症になるメカニズム。
  3. あがり症をチェックしよう。
    あがり症によく見られる15の特徴。
  4. あがり症を引き起こす5大原因。
  5. あがり症になりやすい7つの性格。
  6. あがり症になりにくい3つの性格。
  7. あがり症は遺伝なのか。
  8. あがり症は病気なのか。
  9. あがり症を治す薬はあるのか。
  10. あがり症の代表的な3種類の治療法。
  11. あがり症の原因は2つある。
    「人前で話す技術の不足」「上手に話す技術の不足」。
  12. 発表のお手本を見つけて、参考にしよう。
  13. 練習によって自信をつけることが、緊張に強くなる王道。
  14. 「自分はできる」と信じることを、練習をサボることと一緒に考えない。
  15. 慣れに才能は必要ない。
    慣れは、すべての人に備わっている能力。
    必要なのは、練習量のみ。
  16. いつの間にかあがり症が治っていた事例もある。
    自然とあがり症が治る事例の共通点とは。
  17. 場数を踏むだけであがり症が治らない2つの原因とは。
  18. 時間は、短く区切るだけで、時間感覚も変わる。
  19. 緊張して寝られないときの2つの対処法。
  20. 緊張で汗をかきやすい体質についての考え方。
  21. あがり症という短所は、面接でどう説明すればいいのか。
  22. あがり症は、あなたのチャームポイント。
  23. あがり症は、短所ではなく長所。
    素晴らしい可能性が秘められている。
  24. もともとメンタルが弱いから、鍛えても無駄と思わないこと。
    鍛えたことがないからこそ、挑戦する価値がある。
  25. 大切なのは、緊張しないことではなく、結果を出すこと。
    緊張しても、結果を出せればOK。
  26. 発表に失敗したときの人生への悪影響を考えてみる。
  27. 病院は、病気になってから行くところではなく、悩んでいるときに行くところ。
    心療内科で診察を受けてみよう。
  28. あがり症は、大人になっても克服できるのか。
  29. 緊張による下痢は、過敏性腸症候群の可能性を疑う。
  30. 被害妄想が重度の場合、統合失調症の可能性を疑う。

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