執筆者:水口貴博

あがり症対策に役立つ30の基本知識

30

被害妄想が重度の場合、統合失調症の可能性を疑う。

被害妄想が重度の場合、統合失調症の可能性を疑う。 | あがり症対策に役立つ30の基本知識

ネガティブ思考の人は、被害妄想に要注意です。

ネガティブ思考になっていると、性格上、被害妄想に発展しやすい傾向があります。

根拠も証拠もないのに、悪いほうに考えてもよくありません。

一度冷静になったうえで現実を振り返り、被害妄想をすることがないよう考え方を改めることが大切です。

自分の偏った考え方に気づき、できるだけ被害妄想の解消を目指しましょう。

軽微な被害妄想なら、ポジティブ思考を身につけることで大幅な改善が期待できます。

ただし、すべての被害妄想がポジティブ思考で改善できるとは限りません。

被害妄想とはいえ、病的なほど重度の場合は話が変わります。

特に幻聴や幻覚が目立つなら要注意。

被害妄想が日常生活に支障が出るほど重度なら、単なる性格の問題ではなく、ある病気の可能性があります。

「統合失調症」です。

統合失調症とは、幻覚・幻聴・妄想が生じて、考え方・感じ方・行動習慣などに統一感がなくなる精神的な病気です。

青年期に発症することが多いのが特徴です。

発症の原因は、残念ながらいまだ解明されていません。

現在のところ、完治は難しい病気ですが、薬によって症状の緩和が可能です。

病院で診てもらうなら「精神科」「神経科」「精神神経科」が対象です。

心理的に受診しにくいかもしれませんが、放置したところで自然と治る病ではありません。

統合失調症は、完治が難しい病の1つといわれています。

統合失調症の死亡率は、健常者より2.0倍から2.5倍ほど高いデータもあり、放置は危険です。

自己判断に頼らず、専門医の受診をおすすめします。

あがり症対策に役立つ基本知識(30)
  • 被害妄想が重度の場合は、統合失調症の可能性を疑う。
まとめ

あがり症対策に役立つ30の基本知識

  1. あがり症とは何か。
  2. あがり症になるメカニズム。
  3. あがり症をチェックしよう。
    あがり症によく見られる15の特徴。
  4. あがり症を引き起こす5大原因。
  5. あがり症になりやすい7つの性格。
  6. あがり症になりにくい3つの性格。
  7. あがり症は遺伝なのか。
  8. あがり症は病気なのか。
  9. あがり症を治す薬はあるのか。
  10. あがり症の代表的な3種類の治療法。
  11. あがり症の原因は2つある。
    「人前で話す技術の不足」「上手に話す技術の不足」。
  12. 発表のお手本を見つけて、参考にしよう。
  13. 練習によって自信をつけることが、緊張に強くなる王道。
  14. 「自分はできる」と信じることを、練習をサボることと一緒に考えない。
  15. 慣れに才能は必要ない。
    慣れは、すべての人に備わっている能力。
    必要なのは、練習量のみ。
  16. いつの間にかあがり症が治っていた事例もある。
    自然とあがり症が治る事例の共通点とは。
  17. 場数を踏むだけであがり症が治らない2つの原因とは。
  18. 時間は、短く区切るだけで、時間感覚も変わる。
  19. 緊張して寝られないときの2つの対処法。
  20. 緊張で汗をかきやすい体質についての考え方。
  21. あがり症という短所は、面接でどう説明すればいいのか。
  22. あがり症は、あなたのチャームポイント。
  23. あがり症は、短所ではなく長所。
    素晴らしい可能性が秘められている。
  24. もともとメンタルが弱いから、鍛えても無駄と思わないこと。
    鍛えたことがないからこそ、挑戦する価値がある。
  25. 大切なのは、緊張しないことではなく、結果を出すこと。
    緊張しても、結果を出せればOK。
  26. 発表に失敗したときの人生への悪影響を考えてみる。
  27. 病院は、病気になってから行くところではなく、悩んでいるときに行くところ。
    心療内科で診察を受けてみよう。
  28. あがり症は、大人になっても克服できるのか。
  29. 緊張による下痢は、過敏性腸症候群の可能性を疑う。
  30. 被害妄想が重度の場合、統合失調症の可能性を疑う。

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