執筆者:水口貴博

緊張対策に役立つ30の基本知識

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緊張が過度になる原因は、エゴイズム。

緊張が過度になる原因は、エゴイズム。 | 緊張対策に役立つ30の基本知識

緊張が過度になる原因は「エゴイズム」です。

エゴイズムとは「自分の利益を中心に考えて、他人の利益は考えない思考」のことをいいます。

人前で発表するなら、きちんとした様子を見せたいと思うでしょう。

「自分のかっこいい姿を見てもらいたい」と思う。

「立派に発表をやり遂げ、尊敬されたい」と願う。

「素晴らしい発表で周りとのレベルの違いを見せつけたい」と考える。

しかし、それがいけないのです。

「自分のかっこいい姿を見てもらいたい」という思いは、自分中心の考え方です。

「立派に発表をやり遂げ、尊敬されたい」という願いも、自分中心の考え方です。

「素晴らしい発表で周りとのレベルの違いを見せつけたい」と考えるのも、自分中心の考え方です。

自分を立派に見せることだけ集中しているエゴイズム。

実際のところ、本気になって聴衆のことを考えていません。

スピーチでもプレゼンでも、本当の主役は、話し手ではなく聞き手です。

自分の利益は忘れ、聴衆の利益だけ考えましょう。

聞き手に役立つことが重要であり、話し手のことは二の次です。

「聴衆の役に立ちさえできれば十分。自分のことはいい」と考えてください。

自分を犠牲にしてでもいいから、全力で聴衆に役立つことだけ考える。

心が利己主義から利他主義へ切り替われば、緊張は、驚くほど小さくなります。

緊張対策に役立つ基本知識(19)
  • エゴイズムを捨て、利他主義になる。
適度の範囲は、状況に応じて変化する。
変化をもたらす3つの要因とは。

緊張対策に役立つ30の基本知識

  1. 私たちは、緊張の意味や価値を学び忘れている。
  2. 緊張は、私たちの生活と切っても切れない関係。
    むやみに緊張を避けようとすると、生活の質の低下を招く。
  3. なぜ人は、緊張するのか。
  4. 緊張の判断は、自分の気持ちより体の反応のほうが正確。
  5. 緊張を2種類に分けて考える。
    「適度な緊張」と「過度の緊張」。
  6. 緊張する場面の、7つの代表例。
  7. 緊張がもたらす4つの効果。
  8. なぜ極度に緊張すると、涙が出るのか。
  9. なぜ緊張すると、手足が冷えるのか。
  10. なぜ緊張したとき、あくびが出るのか。
  11. 緊張すると、げっぷが出やすくなる原因とは。
  12. 緊張は、遺伝が関係しているのか。
  13. 緊張に強くなるための3つの精神。
    「前向きの精神」「割り切りの精神」「開き直りの精神」。
  14. 緊張対策になる食べ物。
  15. 緊張する原因を把握しないと、正しい対策も立てられない。
  16. 十分な睡眠を取っておかないと、緊張しやすくなる。
  17. 仕事を後回しにする癖は、過度の緊張を招く原因。
  18. 気合と緊張の違いは紙一重。
    違いを分ける要素とは。
  19. 緊張が過度になる原因は、エゴイズム。
  20. 適度の範囲は、状況に応じて変化する。
    変化をもたらす3つの要因とは。
  21. 原稿の棒読みは、緊張した態度より、印象が悪い。
  22. 緊張で口が渇いたとき、唾液の分泌を促す3つの対処法。
  23. 緊張と緊張感を、きちんと区別する。
  24. リハーサルの意味は、慣れるだけではない。
    自分の弱点をあぶり出す意味もある。
  25. お酒で緊張をほぐすのは誤った対処法。
  26. 緊張による不眠を、お酒や睡眠薬で解消させるのは要注意。
  27. 聴衆が明るい表情に見えてきたら、あなたが緊張に慣れてきた証拠。
  28. すべての緊張を「性格上の問題」と片付けない。
    緊張の中には病気が関係しているものもある。
  29. 緊張から解放された後こそ要注意。
  30. 「緊張したくない」と思っているうちは、まだメンタルが弱い。
    「緊張してもいい」と思うようになれば、本当に強くなった証拠。

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