あがり症は、自分のチャームポイントだと考えましょう。
「あがり症は短所。自分の弱点。チャームポイントではない」
そう思うかもしませんが、深呼吸をして落ち着いてから、もう一度考えてみてください。
人前で極度に緊張しやすい性質のことをあがり症と呼びます。
あがり症の人が人前に立つと、緊張で汗をかいたり震えたり赤面したりなど落ち着きません。
一見すると、かっこ悪い姿に見えるかもしれませんが、本当にそうでしょうか。
たとえば、あがり症の人がいて、人前での発表の際、緊張でまごついている様子を思い浮かべてみてください。
冷や汗をかいている。
顔を赤らめている。
少し震えている。
緊張でそわそわしている様子は、見方によってチャーミングに見えるでしょう。
少なくともあがり症は、人に実害を与えるものではありません。
誰かを困らせるものでもなければ、けがさせるわけでもありません。
あがっている本人は少し大変かもしれませんが、見ている側からすると、ほほ笑ましく思えるもの。
あなたがあがり症の人をチャーミングに思うように、あがり症のあなたも、他人からはチャーミングに思えるでしょう。
世の中には、人前に立ったくらいでは緊張できない人もいます。
人前に立っても緊張できない人から見れば、簡単に緊張できる様子は、羨ましく思えるでしょう。
「人に見られたくらいで反応するなんて、なんて自分はチャーミングなのだろう」
客観的に自分を観察すると、ほほ笑ましいことに気づくはずです。
自分で思っているほど、悪い姿ではありません。
だからあがり症は、あなたのチャームポイントです。