リハーサルでは自分の弱点を見つけましょう。
最初から最後までスムーズな発表を実現できればいいですが、実際は不器用でぎこちない部分もあるはずです。
いつも言葉に詰まってしまう部分があるかもしれません。
人名や専門用語の中には、発音しにくい言葉もあります。
いつもぎくしゃくした話し方になる部分もあるでしょう。
発表内容が複雑であればあるほど、上手な話し方や説明方法に苦労します。
特に滑舌の悪い人にとっては悩みも多くなるでしょう。
自分の苦手な部分があるのはいいのです。
いけないのは、苦手な部分を放置しておくこと。
リハーサルで自分の苦手な部分が見つかれば、そこを重点的に練習しましょう。
たとえば、言い間違えやすい言葉があるなら、何度も入念に練習しておきます。
練習量に応じて口の動きがなめらかになり、きちんと発音できるようになります。
状況が許すなら、別の言葉に言い換えることも名案です。
難しい言葉より簡単な言葉で話したほうが、話し手・聞き手の双方のメリットになります。
いつもぎくしゃくした話し方になる部分があるなら、スムーズに話せるようになるまで練習します。
表現を工夫したり話すスピードを調整したりすれば、克服しやすくなります。
試験勉強でも、苦手な部分は完全に習得するまで何度も復習するのと同じ考え方です。
人前の発表でも、自分の苦手な部分はスムーズにできるまで何度も練習しておくことが大切です。
部分的に練習量を増やしておけば、苦手な部分は克服できます。
リハーサルの意味は、慣れるだけではありません。
リハーサルは、自分の弱点をあぶり出す意味もあります。
弱点を重点的に練習すれば、ますます全体の完成度が上がり、発表に自信がつきます。
苦手な箇所が得意な箇所になるくらい練習できれば合格です。
結果として、緊張を抑えることにもつながるのです。