執筆者:水口貴博

緊張対策に役立つ30の基本知識

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緊張する原因を把握しないと、正しい対策も立てられない。

緊張する原因を把握しないと、正しい対策も立てられない。 | 緊張対策に役立つ30の基本知識

緊張対策の第一歩は何でしょうか。

場数を踏むことでしょうか。

発声練習をすることでしょうか。

きれいな原稿を作ることでしょうか。

いいえ、どれも違います。

もちろんどれも緊張対策の1つですが、本当の第一歩はもっと手前にあります。

緊張対策の第一歩は、緊張する原因を知ることです。

意外と自分の苦手意識は、ぼんやりしていることが少なくありません。

「スピーチが嫌だ」「プレゼンが苦手だ」と思うだけでは、対策になりません。

「なぜスピーチに緊張するのか」「プレゼンのどこに緊張を感じるのか」という視点が大切です。

緊張する原因を把握しないと、正しい対策も立てられません。

緊張する原因を知るから、正しい対策を立てることができます。

たとえば、プレゼンに緊張すると思ったとき、次のような原因が考えられます。

  • 人目が苦手だから緊張するのか
  • コミュニケーション能力が不足しているから緊張するのか
  • プレゼンの資料の作成に自信がないから緊張するのか

緊張する原因によって対策も変わります。

人目が苦手なら、まず多くの人から見られる練習が必要でしょう。

1人で行うリハーサルだけで満足しません。

家族や友人など、実際に人目を感じながら練習するのが適切です。

コミュニケーションが苦手なら、話し方の勉強をする必要があります。

相槌あいづちを打つこと、簡単な言葉を使うこと、相手の立場に立って話すこと。

書籍やインターネットなどで話し方の基本を知り、上手に会話する知識や技術の習得が必要です。

プレゼン資料の作成が苦手なら、プレゼンの基本から学ぶ必要があります。

見栄えのよいレイアウト、効果的な色の使い方、デザインのコツ。

高評価の見本や先輩の資料を参考にするなどして、プレゼン資料の基本的な作成方法に重点を置くのが正解です。

中には認めたくない現実もあるかもしれません。

緊張する原因を探る作業は、自分の弱点をえぐり出す行為。

自分の内面を探ることになるため苦しく感じるかもしれませんが、緊張対策に必要な作業です。

まず緊張する原因を把握しましょう。

原因がわかってこそ、正しい対策を立てることができます。

緊張対策に役立つ基本知識(15)
  • きちんと自分と向き合い、緊張する原因を探る。
十分な睡眠を取っておかないと、緊張しやすくなる。

緊張対策に役立つ30の基本知識

  1. 私たちは、緊張の意味や価値を学び忘れている。
  2. 緊張は、私たちの生活と切っても切れない関係。
    むやみに緊張を避けようとすると、生活の質の低下を招く。
  3. なぜ人は、緊張するのか。
  4. 緊張の判断は、自分の気持ちより体の反応のほうが正確。
  5. 緊張を2種類に分けて考える。
    「適度な緊張」と「過度の緊張」。
  6. 緊張する場面の、7つの代表例。
  7. 緊張がもたらす4つの効果。
  8. なぜ極度に緊張すると、涙が出るのか。
  9. なぜ緊張すると、手足が冷えるのか。
  10. なぜ緊張したとき、あくびが出るのか。
  11. 緊張すると、げっぷが出やすくなる原因とは。
  12. 緊張は、遺伝が関係しているのか。
  13. 緊張に強くなるための3つの精神。
    「前向きの精神」「割り切りの精神」「開き直りの精神」。
  14. 緊張対策になる食べ物。
  15. 緊張する原因を把握しないと、正しい対策も立てられない。
  16. 十分な睡眠を取っておかないと、緊張しやすくなる。
  17. 仕事を後回しにする癖は、過度の緊張を招く原因。
  18. 気合と緊張の違いは紙一重。
    違いを分ける要素とは。
  19. 緊張が過度になる原因は、エゴイズム。
  20. 適度の範囲は、状況に応じて変化する。
    変化をもたらす3つの要因とは。
  21. 原稿の棒読みは、緊張した態度より、印象が悪い。
  22. 緊張で口が渇いたとき、唾液の分泌を促す3つの対処法。
  23. 緊張と緊張感を、きちんと区別する。
  24. リハーサルの意味は、慣れるだけではない。
    自分の弱点をあぶり出す意味もある。
  25. お酒で緊張をほぐすのは誤った対処法。
  26. 緊張による不眠を、お酒や睡眠薬で解消させるのは要注意。
  27. 聴衆が明るい表情に見えてきたら、あなたが緊張に慣れてきた証拠。
  28. すべての緊張を「性格上の問題」と片付けない。
    緊張の中には病気が関係しているものもある。
  29. 緊張から解放された後こそ要注意。
  30. 「緊張したくない」と思っているうちは、まだメンタルが弱い。
    「緊張してもいい」と思うようになれば、本当に強くなった証拠。

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