執筆者:水口貴博

緊張対策に役立つ
30の基本知識

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なぜ緊張すると、
手足が冷えるのか。

なぜ緊張すると、手足が冷えるのか。 | 緊張対策に役立つ30の基本知識

緊張したとき、手足が冷えた経験はありませんか。

別に寒い環境でもないのに、緊張したときに限って、手足が冷えることがあります。

触ってみると、気のせいではなく、本当に冷たい。

もともと冷え性なら、一段と冷えが悪化して、氷のように冷たくなるでしょう。

緊張の度合いが強ければ強いほど、冷える傾向があります。

さて、ここで素朴な疑問です。

なぜ緊張すると、手足が冷えるのでしょうか。

まず大切なのは、緊張したときに手足が冷えるのは、病気ではなく、誰にでも起こる自然の現象です。

人体の血液の巡り方は、状況に応じて変化する特徴があります。

たとえば、食後です。

食事した後は、食べ物を消化する必要があるため、胃腸に血液が集中するようになります。

食事の後、ぼうっとしたり眠くなったりした経験も多いでしょう。

食後の眠気は、胃腸に血液が集中した分、脳の血液が減った影響です。

緊張したときに手足が冷える現象は、食後に眠くなる現象と原理は同じです。

緊張したときも、体の血液の巡り方が偏ります。

緊張しているときは、脳の活動が活発になるため、脳に多くの血液が集中します。

脳に血液が集中した分だけ、手足を巡る血液量が減り、結果として手足が冷えるのです。

体の末端であればあるほど、血の巡りが悪くなるので、冷たくなります。

もともと冷え性の人は悪化しやすいため、特に注意が必要です。

あくまで自然な体の現象なので、さほど心配をする必要はないでしょう。

緊張が解消されれば、元に戻ります。

緊張対策に役立つ基本知識(9)
  • 緊張したときに手足が冷える仕組みを理解する。
なぜ緊張したとき、あくびが出るのか。

緊張対策に役立つ30の基本知識
緊張対策に役立つ30の基本知識

  1. 私たちは、緊張の意味や価値を学び忘れている。
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  2. 緊張は、私たちの生活と切っても切れない関係。<br>むやみに緊張を避けようとすると、生活の質の低下を招く。
    緊張は、私たちの生活と切っても切れない関係。
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  3. なぜ人は、緊張するのか。
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  4. 緊張の判断は、自分の気持ちより体の反応のほうが正確。
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  5. 緊張を2種類に分けて考える。<br>「適度な緊張」と「過度の緊張」。
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  6. 緊張する場面の、7つの代表例。
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  7. 緊張がもたらす4つの効果。
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  8. なぜ極度に緊張すると、涙が出るのか。
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  9. なぜ緊張すると、手足が冷えるのか。
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  10. なぜ緊張したとき、あくびが出るのか。
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  11. 緊張すると、げっぷが出やすくなる原因とは。
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  12. 緊張は、遺伝が関係しているのか。
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  13. 緊張に強くなるための3つの精神。<br>「前向きの精神」「割り切りの精神」「開き直りの精神」。
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  14. 緊張対策になる食べ物。
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  15. 緊張する原因を把握しないと、正しい対策も立てられない。
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  16. 十分な睡眠を取っておかないと、緊張しやすくなる。
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  17. 仕事を後回しにする癖は、過度の緊張を招く原因。
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  25. お酒で緊張をほぐすのは誤った対処法。
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  26. 緊張による不眠を、お酒や睡眠薬で解消させるのは要注意。
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  27. 聴衆が明るい表情に見えてきたら、あなたが緊張に慣れてきた証拠。
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  28. すべての緊張を「性格上の問題」と片付けない。<br>緊張の中には病気が関係しているものもある。
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  29. 緊張から解放された後こそ要注意。
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  30. 「緊張したくない」と思っているうちは、まだメンタルが弱い。<br>「緊張してもいい」と思うようになれば、本当に強くなった証拠。
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