スピーチ・プレゼン・面接。
緊張する場面を乗り越えたらほっと安心するでしょう。
「ようやく終わった。もう自由にしていいよね」
緊張から解放されたときの自由と心地よさは、何とも言えません。
しかし、油断するのはまだ早い。
緊張から解放された後こそ要注意です。
緊張から解放された後は、普段より油断が発生しがちです。
緊張する場面で心身が張り詰めていた分だけ、終わった直後、一気にたるみが押し寄せます。
ほっとしたとき、大事故が発生します。
緊張から解放された直後は、落とし穴にはまりやすい。
いつもなら気づける落とし穴さえ見落としがちです。
今まで努力してきたことが、緊張から解放された直後の油断で、一気に無駄になることがあります。
たとえば、面接が終わった直後です。
面接が終わった帰り道でマナーの悪い態度を見せていると、面接を受けた会社の社員が見ているかもしれません。
悪い話ほど、伝わるのが早いもの。
人事に話が伝わり、不採用を招く恐れがあります。
面接が終わっても、家に帰るまで緊張感を保っておくのが正解です。
緊張から解放されても、しばらく油断しないことです。
重要な局面を乗り越えたら、すぐ緊張を緩めるのではなく、じわじわ緩めるのがいいでしょう。
「念のため注意しておこう」と考えながら、しばらく油断しない状態を続けておきましょう。