応援する言葉と言えば「頑張れ」です。
勉強・仕事・スポーツなど、応援するときには「頑張れ」という一言が便利です。
幅広い場面で、いつでも気軽に使える言葉でありますね。
だからこそ、誤った使い方になる場合も見受けられます。
時に「頑張れ」という応援は、かえって失礼になることもあります。
それは、精いっぱい頑張っている人に対してです。
精いっぱい頑張っている人に「頑張れ」と応援すると、応援された側はどう感じるでしょうか。
頑張っていない様子に見られていると感じるでしょう。
また、精いっぱい頑張っているなら、それ以上に頑張りようがありません。
本音としては「言われなくてもわかっている」「これ以上は頑張れない」などと思っているに違いありません。
精いっぱい頑張っている人に「頑張れ」という言葉は不要です。
むしろ、かえってストレスになる場合もあるのです。
最適な応援は「無理しないでね」という一言です。
「あなたはすでに頑張っている」と認めるニュアンスを伝えられます。
認められた相手は、自信が出て、ますます力が出るでしょう。
頑張りすぎていることに気づかせる言葉でもあるため、適度なリラックスを促すこともできるのです。
精いっぱい頑張っている人にとって、一番嬉しい応援になるはずです。