走り幅跳びでは、まず助走をつけてから飛びます。
勢いをつけるために走り、踏切のラインでジャンプします。
しかし肝心の助走も、やりすぎになると逆効果です。
たとえば、助走の距離が100メートルもあれば、どうでしょうか。
助走だけで疲れてしまい、肝心のジャンプが弱くなるでしょう。
考えてみれば当たり前ですが、現実では、気づかないうちに起こりがちです。
それが、仕事の準備です。
仕事の準備とは、いわば、走り幅跳びの助走です。
準備は大切ですが、準備をしすぎないことです。
ずっと準備ばかりしているのは、助走をやりすぎているようなもの。
準備ばかりしていると、それだけで疲れ果ててしまい、肝心な本番でパワーが発揮できなくなります。
結果として、かえって失敗を招いてしまうのです。
準備はしても、やりすぎないことです。
助走は適度が大切であるように、準備も適度が大切です。
準備が十分できれば、先延ばしにする理由はありません。
さっと本番に移りましょう。
勢いがあるうちに本番に移ったほうが、最も高いパフォーマンスを発揮できます。