いばっている人は、なかなか厄介です。
「昨日は徹夜で大変だったよ」という苦労話。
「そんなことも知らないの」という見下したような発言。
「自分の若いころを見ているようだ」という優位に立とうとする発言。
偉そうに振る舞われると、気分を害する人も多いでしょう。
いばっている人との接し方は難しいところですが、コツさえつかめば、実は簡単です。
「いばらせてあげよう」と考えればいいのです。
いばっている人は、結局のところ、かまってもらいたいのです。
「認められたい」「褒めてもらいたい」「気遣ってもらいたい」という気持ちの裏返しです。
ならば気が済むまで、偉そうに振る舞ってもらいましょう。
「すごいですね」「素晴らしい」「さすがです」など、おだてておけばいいのです。
相手をおだてるゲームだと思って楽しめば、あなたは手のひらの上で、相手を転がす状態になります。
いばっている人がかわいらしく思えてくるに違いありません。
少し考え方を変えるだけですが、接し方がずいぶん楽になるでしょう。
偉そうに振る舞われて気分を害するようでは、まだまだ心が小さい。
「いばらせてあげる」と考えられるようになれば、あなたの心は一回り大きくなります。
いばっている人より、いばらせてあげる人のほうが、心が大きいのです。