「ほかの業界にも興味はありますが、入社したい企業は御社です」
こんな一言に心当たりはありませんか。
ある志望企業があれば、その企業が所属する業界にも興味を持っているのが普通です。
たとえば、アパレル企業の面接なら、アパレル業界にも興味関心があって当然ですね。
IT企業の面接なら、IT業界にも興味関心があるはずです。
ところが、志望業界と、志望企業の業界が一致しない学生をときどき見かけます。
面接官は、こうした不自然な一言に感覚を抱き、鋭い突っ込みが入るでしょう。
「入社できるならどこでもいい」という印象があり、志望動機を疑われやすくなります。
興味関心の対象があやふやで、成り行き任せである印象も与えるでしょう。
志望業界と志望企業の業界が不一致であるのは、なかなか考えにくい状況です。
志望業界と志望企業の業界は、一致していることが基本です。
業界への興味が先にあり、次に、その業界に所属する企業への興味です。
この順番を間違えないことです。
いま一度、自分の考えを整理してみましょう。
志望業界と志望企業の業界は、きちんと一致していますか。
もし不一致になる事情があるなら、質問される前に説明をしておくほうが、誤解を防げます。