執筆者:水口貴博

面接で注意したい30の言葉遣い

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デリケートな質問をするときには、ワンクッションを置くほうがスムーズ。

デリケートな質問をするときには、ワンクッションを置くほうがスムーズ。 | 面接で注意したい30の言葉遣い

OB・OG訪問の素晴らしい点は、デリケートな質問ができることです。

たとえば、残業・休日出勤・有給休暇・収入・離職率などです。

社員に尋ねれば、最も確実で正確な情報が得られます。

ただし、質問の冒頭から尋ねるのはマナー違反です。

いきなり尋ねると、就業意欲があるのか、疑われやすくなるからです。

一般的にデリケートな質問は、質問の最後に尋ねるのがマナーです。

最初は当たり障りのない質問からはじめ、デリケートな質問はできるだけ最後に回すのがいいでしょう。

さて、いざデリケートな質問をする際、心がけたいマナーがあります。

デリケートな質問をする前に、ワンクッションを置くことです。

相手の心の準備を促すような一言を加えてから質問を始めると、違和感が小さくなり、スムーズです。

たとえば、次のような一言がおすすめです。

「実は、デリケートな質問もあるのですが、伺ってもよろしいでしょうか」

先輩が「いいですよ」と許可してくれれば、質問を始めることができます。

これからデリケートな質問が来るとわかるため、先輩も心の準備ができるでしょう。

また、先輩の許可を得てから質問するため、心証を悪くする可能性も小さくなるでしょう。

余裕があれば、申し訳なさそうな表情をしながら聞くと、なお好印象です。

できるだけ謙虚に質問する様子が伝われば、先輩も「わかる範囲で答えたい」という思いが強くなるでしょう。

デリケートな質問も、ちょっとした一言があるだけで、ずいぶん聞きやすくなるのです。

面接で注意したい言葉遣い(17)
  • デリケートな質問をする前には、ワンクッションを置く。
面接官が興味を持たない話なら、さっと話題を切り替える。

面接で注意したい30の言葉遣い

  1. 敬語を話せない原因の大半は、年上と話す機会が少ないこと。
  2. 言葉遣いを本当に注意しなければいけないのは、余裕がないとき。
  3. 素晴らしいアピールも、若者言葉を使うと、立派な印象が半減する。
  4. 「乱れた言葉遣いはすべて控える」と考えれば、使用範囲が明確になる。
  5. 面接で使っていい略語もある。
  6. どんな自己紹介でも、きれいに締めくくる一言。
  7. 「一応」が含まれた発言は、好感を得にくい。
  8. 「御社」という言葉を使いすぎると、言葉の説得力が弱くなる。
  9. 「御社しか受けていません」という一言は、便利でも禁句。
  10. 「勉強をさせてください」はNG。
    「勉強します」はOK。
  11. 「すみません」ばかりを言う応募者は、面接官を不安にさせる。
  12. 「安定に引かれた」は、面接では禁句。
  13. 積極性を表現するポイントは「もちろん」というキーワード。
  14. なぜ「やりがいのある仕事をしたい」という一言は、禁句なのか。
  15. 小さな企業でも「小さな企業」とは言わない。
  16. 「やる気がある」と言うだけでは、やる気は伝わらない。
  17. デリケートな質問をするときには、ワンクッションを置くほうがスムーズ。
  18. 面接官が興味を持たない話なら、さっと話題を切り替える。
  19. 「どの企業も1番」という濁した答え方では、強い入社意欲が伝わらない。
  20. 「御社が第1志望です」という嘘に、ためらいを感じるときの考え方。
  21. どんなに面接官の話し方が親しげでも、ため口にはならない。
  22. クッション言葉を使えば、風変わりな回答も怖くない。
  23. 母校をけなした瞬間、不採用の確率が急上昇する。
  24. 「どんな仕事でもします」と思っても、正直に言わないほうがいい。
  25. 感情的な発言は、感情をコントロールできない未熟さを露呈するだけ。
  26. 自分の意見は、間違っていようが変わっていようが、はっきり主張したほうがいい。
  27. 残業ができない事情を話すときに印象をよくする、3つのポイント。
  28. 面接官が乱れた言葉遣いでも、応募者は正しい言葉遣いを心がける。
  29. 話が間延びしたときは「以上です」の一言で、切れ味を演出。
  30. 面接の最後を、きれいに締めくくる言葉。

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