略語は、面接で使ってはいけないのが原則です。
面接では、乱れた言葉遣いは控えるのが賢明です。
略語も乱れた言葉遣いの1つとして判断されるため、正式名称で言い換えるのが適切です。
ただし、略語に限っては、例外があります。
日常に浸透している略語に限っては、面接でも使用できます。
老若男女のすべてにおいて、違和感なく通用する略語なら、使用できると考えていいでしょう。
たとえば、パソコンです。
「パーソナルコンピューター」の略語ですが「パソコン」という名称は、私たちの日常にすっかり浸透しています。
パソコンを使えない年配者でも、パソコンという言葉の意味だけは知っているでしょう。
特急も同様です。
「特別急行」の略語ですが「特急」という名称も、日常に浸透した言葉ですね。
むしろ特別急行という正式名称のほうが、聞き慣れないと感じる人もいるでしょう。
略語と正式名称を比較したとき、どう感じるかです。
こうした日常に浸透している略語なら、一般化していると見なせるため、面接でも堂々と使えます。
ただし、できるだけ正しい言葉遣いを心がける考え方は同様です。
もし「略語も正式名称もよく聞く」と思うなら、正式名称を優先して使ったほうが無難です。
言葉数は少し長くなりますが、丁寧な印象を与えることができます。