執筆者:水口貴博

面接で注意したい30の言葉遣い

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母校をけなした瞬間、不採用の確率が急上昇する。

母校をけなした瞬間、不採用の確率が急上昇する。 | 面接で注意したい30の言葉遣い

ときどき、自分の学校をけなす人がいます。

「三流の大学なので」

「無名の短大なので」

「田舎の目立たない専門学校なので」

本人は、謙遜のつもりで言っているようです。

自慢したり高ぶったりせず控えめな態度を取れば、面接官の印象もよくなるだろうと考えているのでしょう。

しかし、これはよくありません。

母校をけなした瞬間、面接官は眉をひそめるでしょう。

面接官は、母校をけなす人が苦手です。

「採用すれば、次は自社をけなし始めるだろう」と考えるからです。

自分の学校をけなす性格の人は、入社すれば、次は自分の企業をけなすでしょう。

「無名の企業なので」「三流の企業なので」「赤字続きの企業なので」などと言うに違いありません。

社外で、悪口を広められるのでは困ります。

面接官は鋭く察知して、不快感を抱くのです。

したがって、無名や三流が事実であっても、母校をけなすのは控えるのが賢明です。

むしろ、どんな学校でも、母校に誇りを持つようにしましょう。

どんなに無名で三流の学校でも、いいところがあるはずです。

小さな学校でも、頼りになる恩師と友人に囲まれ、充実した学生生活を過ごせたことを話しましょう。

母校をおだてるくらいでいいのです。

「大きく成長できた場所」

「静かな空間で勉強しやすい」

「素晴らしい教員がそろっている」

少し大げさでもいいので、母校は褒めるのが得策です。

素晴らしい点に目を向けることができるだけでなく、感謝することもできるため、本人の印象がよくなります。

面接で注意したい言葉遣い(23)
  • 自分の学校は、けなさず、むしろ誇りを持つ。
「どんな仕事でもします」と思っても、正直に言わないほうがいい。

面接で注意したい30の言葉遣い

  1. 敬語を話せない原因の大半は、年上と話す機会が少ないこと。
  2. 言葉遣いを本当に注意しなければいけないのは、余裕がないとき。
  3. 素晴らしいアピールも、若者言葉を使うと、立派な印象が半減する。
  4. 「乱れた言葉遣いはすべて控える」と考えれば、使用範囲が明確になる。
  5. 面接で使っていい略語もある。
  6. どんな自己紹介でも、きれいに締めくくる一言。
  7. 「一応」が含まれた発言は、好感を得にくい。
  8. 「御社」という言葉を使いすぎると、言葉の説得力が弱くなる。
  9. 「御社しか受けていません」という一言は、便利でも禁句。
  10. 「勉強をさせてください」はNG。
    「勉強します」はOK。
  11. 「すみません」ばかりを言う応募者は、面接官を不安にさせる。
  12. 「安定に引かれた」は、面接では禁句。
  13. 積極性を表現するポイントは「もちろん」というキーワード。
  14. なぜ「やりがいのある仕事をしたい」という一言は、禁句なのか。
  15. 小さな企業でも「小さな企業」とは言わない。
  16. 「やる気がある」と言うだけでは、やる気は伝わらない。
  17. デリケートな質問をするときには、ワンクッションを置くほうがスムーズ。
  18. 面接官が興味を持たない話なら、さっと話題を切り替える。
  19. 「どの企業も1番」という濁した答え方では、強い入社意欲が伝わらない。
  20. 「御社が第1志望です」という嘘に、ためらいを感じるときの考え方。
  21. どんなに面接官の話し方が親しげでも、ため口にはならない。
  22. クッション言葉を使えば、風変わりな回答も怖くない。
  23. 母校をけなした瞬間、不採用の確率が急上昇する。
  24. 「どんな仕事でもします」と思っても、正直に言わないほうがいい。
  25. 感情的な発言は、感情をコントロールできない未熟さを露呈するだけ。
  26. 自分の意見は、間違っていようが変わっていようが、はっきり主張したほうがいい。
  27. 残業ができない事情を話すときに印象をよくする、3つのポイント。
  28. 面接官が乱れた言葉遣いでも、応募者は正しい言葉遣いを心がける。
  29. 話が間延びしたときは「以上です」の一言で、切れ味を演出。
  30. 面接の最後を、きれいに締めくくる言葉。

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