執筆者:水口貴博

面接で注意したい30の言葉遣い

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「どの企業も1番」という濁した答え方では、強い入社意欲が伝わらない。

「どの企業も1番」という濁した答え方では、強い入社意欲が伝わらない。 | 面接で注意したい30の言葉遣い

面接で聞かれる定番の質問は、志望順位です。

「当社の志望順位を聞かせてください」と聞かれたとき、どう答えますか。

基本的に第1志望であることを伝えればいいのですが、次のような答え方は、例外として注意が必要です。

「どの企業も1番です」という答え方です。

たしかに「第1志望」という意味ではありますが、面接官は首をかしげるでしょう。

「この企業でなければいけない」という気持ちが、きちんと伝わってこないからです。

他の企業にも目を向けていることがわかり、強い志望意欲が伝わってきません。

こうしたひねった答え方では、まっすぐな気持ちが伝わりにくくなります。

どの企業も第1志望であるのが本音であっても、思うだけにして、露骨に公言するのは控えます。

面接では、面接官の立場を考えた発言が大切です。

面接では「この企業でなければいけない」という熱い気持ちを伝えなければいけません。

「この企業でなければいけない」という意思表示をするためにも「御社が第1志望」と言い切ったほうが効果的なのです。

面接で注意したい言葉遣い(19)
  • 志望順位を聞かれたときは「どの企業も1番」と濁さず「御社が第1志望」と言い切る。
「御社が第1志望です」という嘘に、ためらいを感じるときの考え方。

面接で注意したい30の言葉遣い

  1. 敬語を話せない原因の大半は、年上と話す機会が少ないこと。
  2. 言葉遣いを本当に注意しなければいけないのは、余裕がないとき。
  3. 素晴らしいアピールも、若者言葉を使うと、立派な印象が半減する。
  4. 「乱れた言葉遣いはすべて控える」と考えれば、使用範囲が明確になる。
  5. 面接で使っていい略語もある。
  6. どんな自己紹介でも、きれいに締めくくる一言。
  7. 「一応」が含まれた発言は、好感を得にくい。
  8. 「御社」という言葉を使いすぎると、言葉の説得力が弱くなる。
  9. 「御社しか受けていません」という一言は、便利でも禁句。
  10. 「勉強をさせてください」はNG。
    「勉強します」はOK。
  11. 「すみません」ばかりを言う応募者は、面接官を不安にさせる。
  12. 「安定に引かれた」は、面接では禁句。
  13. 積極性を表現するポイントは「もちろん」というキーワード。
  14. なぜ「やりがいのある仕事をしたい」という一言は、禁句なのか。
  15. 小さな企業でも「小さな企業」とは言わない。
  16. 「やる気がある」と言うだけでは、やる気は伝わらない。
  17. デリケートな質問をするときには、ワンクッションを置くほうがスムーズ。
  18. 面接官が興味を持たない話なら、さっと話題を切り替える。
  19. 「どの企業も1番」という濁した答え方では、強い入社意欲が伝わらない。
  20. 「御社が第1志望です」という嘘に、ためらいを感じるときの考え方。
  21. どんなに面接官の話し方が親しげでも、ため口にはならない。
  22. クッション言葉を使えば、風変わりな回答も怖くない。
  23. 母校をけなした瞬間、不採用の確率が急上昇する。
  24. 「どんな仕事でもします」と思っても、正直に言わないほうがいい。
  25. 感情的な発言は、感情をコントロールできない未熟さを露呈するだけ。
  26. 自分の意見は、間違っていようが変わっていようが、はっきり主張したほうがいい。
  27. 残業ができない事情を話すときに印象をよくする、3つのポイント。
  28. 面接官が乱れた言葉遣いでも、応募者は正しい言葉遣いを心がける。
  29. 話が間延びしたときは「以上です」の一言で、切れ味を演出。
  30. 面接の最後を、きれいに締めくくる言葉。

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