「未経験のため、勉強させてください」
「わからないことは教えてください」
「慣れていないので、教育をお願いいたします」
面接でよく聞かれる言葉です。
新しく仕事を始めようとするとき、やはりわからないこともたくさん出てくるでしょう。
「いろいろ教えてほしい。勉強させてほしい」という前向きな意図はわかります。
職場の先輩たちに教わるのは、当たり前のように思えます。
しかし、ここが落とし穴。
面接官は、この発言が苦手です。
面接官は「勉強するために雇うわけではない」と思い、応募者の曖昧な志望動機に拍子抜けするでしょう。
会社は学校ではありません。
会社は、あくまで営利を目的とする組織体であり、これまで勉強したことを生かす場です。
勉強が足りない点があったとしても、社会人なら、自分から積極的に学ぶ姿勢が求められます。
勉強は、させてもらう態度ではなく、自分でする態度を見せることです。
「勉強させてください」は「勉強します」と言い直しましょう。
「勉強をさせてください」はNGですが「勉強します」はOKです。
「勉強」という言葉は、表現の仕方によって、ポジティブにもネガティブにも変わります。
特に未経験の仕事は、自分から積極的に勉強をする姿勢が必要です。
たとえ面接官が「わからないことは教えますよ」と優しく接してきたとしても、言葉に甘えないこと。
「できるだけ私も自分で勉強します」と言い返すくらいの気概を持ちたい。
答え方を工夫するだけで、面接官に与える印象は改善します。