執筆者:水口貴博

面接で好印象を与える30のテクニック

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時事問題の知ったかぶりには、要注意。

時事問題の知ったかぶりには、要注意。 | 面接で好印象を与える30のテクニック

面接では、時事問題について質問されることがあります。

時事の範囲は広いのですが、主に最近起こった政治経済のニュースが問われやすい傾向があります。

さて、問題なのは「少しだけ知っている」という状態です。

まったく知らないわけではないが、よく知っているわけでもない。

「聞いたことがある」「記事で読んだことがあるような気がする」などの状態です。

生半可な知識のため、回答に困る場面は、誰でも心当たりがあるのではないでしょうか。

しかも、面接という重大な場面です。

「まったく知りません」という返事だけは避けたいため、知っている範囲で、うまく答えようとするのではないでしょうか。

自分の知識を振り絞って、知っている範囲で最大限に答えようとする。

このとき、人間はつい悪い癖が出やすくなります。

知ったかぶりをしやすいのです。

知っている範囲だけで答えればいいのですが、想像を膨らまして、知らないことまで話してしまいやすい。

面接官は、ベテランの社会人です。

的外れの返事から、知ったかぶりであることをすぐ見抜きます。

また「知ったかぶりをする性格」として、さらにマイナスの評価にもつながるでしょう。

つまり、知ったかぶりは、二重の減点につながるのです。

大切なことは「知っている範囲のみで答える」という基本です。

見栄を張らず、知っている範囲で答えましょう。

知らないことは、正直に「知らない」と答える勇気も必要です。

もしくは、前向きな言い方を心がけるのもいいでしょう。

「勉強不足で申し訳ございません。今後、答えられるようにいたします」

「今すぐにはわかりませんが、帰宅後に確認して、ご報告してもよろしいでしょうか」

「わからない」という返事でも、意欲や熱意を見せながら答えるだけで、面接官に与える印象は大きく変わります。

答えられなければ、即不採用になるわけではありません。

答えられなくても、正直であることが伝われば、減点であっても最小限に抑えられます。

面接で好印象を与えるテクニック(21)
  • 時事問題は知ったかぶりをせず、知っている範囲で正直に答える。
否定や破壊的な意見より、肯定や建設的な意見。

面接で好印象を与える30のテクニック

  1. 「見た目が9割」は本当か。
  2. コーポレートカラーを使った心理テクニックで、さりげなくアピール。
  3. 企業が求める人材を把握できなければ、ふさわしい受け答えができない。
  4. 面接で、ドアを開けたときの視線が重要。
  5. どんな気持ちで「よろしくお願いいたします」と言っていますか。
  6. 履歴書を面接に持参するときの注意ポイント。
  7. 自己紹介のときに、自己PRをしてはいけない。
  8. 言葉と態度が一致してこそ、説得力が生まれる。
  9. 面接は、自分を売り込む場。
    もじもじしていると、立派に聞こえない。
  10. どの企業でも嫌がられる印象。
    どの企業でも好まれる印象。
  11. どんなエピソードを交えて話すのが、最も効果的か。
  12. すぐ答えられない質問でも、すぐ相づちは打ったほうがいい。
  13. 「姿勢は美しいが、どこか不自然」という人の原因とは。
  14. 地味でも、礼儀作法がきちんとしていれば、面接官の心を動かせる。
  15. 余裕があれば、自主的に企画書を持ち込もう。
  16. 自慢の印象を和らげるのは「○○のおかげ」という一言。
  17. 内容は同じでも、紹介する順番で、印象が変わる。
  18. 第1志望であることを疑われないための3つのポイント。
  19. 真面目かどうかより、真面目な顔ができるかどうか。
  20. 聞かれてもいないのに、自分から欠点を言わない。
  21. 時事問題の知ったかぶりには、要注意。
  22. 否定や破壊的な意見より、肯定や建設的な意見。
  23. 意味のわからない返事では、コミュニケーションが成立しない。
  24. 就業意欲は、感情的ではなく、理性的に伝える。
  25. 「意欲や熱意が大切」と言うが、どうすれば伝えられるのか。
  26. 面識ができても、なれなれしくならない。
  27. 希望の勤務地を伝えると、選考では不利になるのか。
  28. 面接の練習をしたかどうかは、言わなくても伝わる。
  29. 残業を嫌がっていると誤解されない聞き方。
  30. 質問は、1つより複数のほうが、就業意欲が伝わりやすい。

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