部屋に引きこもっている人の場合、親と一緒に食事をしない人がほとんどでしょう。
理由は単純です。
親と一緒に食べるのが、不快だからです。
親と一緒に食事をすれば、自分の不摂生な生活をうるさく言ってくるかもしれません。
親と一緒に食べても、食事がまずく感じるだけと思うでしょう。
「親に申し訳ない」「恥ずかしい」「楽しくない」という自覚もはっきりあるでしょう。
1人で食べたほうが、気楽に感じます。
1日の3食とも、1人で済ませることが多いのではないでしょうか。
しかし、そうだとしても、やはり親と一緒に食事をするべきです。
「親に会いたくない」と思い、部屋に引きこもります。
すると、余計に自分を責めてしまい「親に会いたくない」という思いが強くなります。
どんどん部屋から出にくくなる、という悪循環になるのです。
楽なほうへ進むと、かえって苦しくなります。
親と一緒に食べづらいかもしれませんが、一緒に食べましょう。
朝晩の2回が難しければ、朝食だけでもかまいません。
会話がなくてもいいのです。
会話がなくても親と一緒に食事ができれば、1つの前進です。
親と関わることで、最低限の人間関係は保てます。
親と食事ができるなら、ニートから脱出できる可能性は十分にあります。
人と話ができるなら、他の人とも話ができるはずです。
もし親と楽しく会話ができれば、ニートからの脱出は目前と考えていいでしょう。
自分から部屋の外に出て、誰かと一緒に食事をする行為が大切です。