ある日、同僚が会社を辞めることになりました。
「お別れですね。寂しいです。次の職場も頑張ってくださいね」
別れを惜しみ、残念に思うでしょう。
せっかく職場で仲良くなれましたが「これも運命だ。仕方ない」と思い、諦める場合が多いのではないでしょうか。
しかし、おかしいと思いませんか。
お別れと言っても、永遠の別れではありません。
会社を辞めても、個人的に連絡を取ろうと思えば、取れるはずです。
会社を辞めたタイミングで途絶える関係は、結局のところ「お金でつながっていた関係」ということです。
会社では仲良くやっていたつもりでも「仕事の関係があったから」という状態でした。
「お金をもらうために仕方なかった」と言っても、大げさではありません。
会社を辞めるから切れる人間関係は、友情ではなく、お金でつながっていたということなのです。
お互いにとって失礼なことですね。
本当に仲がいいなら、会社を辞めてからも、個人的に連絡を取り合うはずです。
会社を辞めた人だから、連絡を取ってみてください。
「久しぶりだね。気になって連絡してみた。今度、久しぶりに会おう」
これでいいのです。
仕事の関係がないからいいのです。
会社を辞めることになった人とは、利害関係がなくなります。
会社を辞めた人と個人的に連絡を取り合えるのは、本当に相手を思う気持ちがないとできません。
会える回数は少なくても、会社にいるときより、仲良くなれるでしょう。
利害関係がなくなって、初めて本当の友人ができるのです。