怒るのは簡単です。
いらいらしたとき、湧き上がる感情に任せて怒鳴ればいいだけです。
感情的になっていると、自制心を失っていますから、暴言も吐いてしまいます。
怒るのは、子どもでもできます。
赤ちゃんでもできます。
野生の猿でもできます。
怒ってばかりで謝れないのは、野生の猿に近いのかもしれません。
本当に難しいのは、謝ることです。
謝るのは、プライドを捨てないとできません。
自分の非を認め、相手に頭を下げるのは、かなりの勇気が必要です。
理解、判断、反省など、高度な思考力も要求されます。
だから難しい。
謝るのは、誰でもできるわけではありません。
怒るより謝るほうが、3倍難しいと考えていいでしょう。
だからこそ、謝れる人は大人です。
大人になりたければ、きちんと謝れる人になることです。
素直に自分の非を認め、言葉を濁さず、素直に謝ります。
しばらく責め立てられるかもしれませんが、誠意が伝われば、許してくれるでしょう。
謝れるのは、大人の証しなのです。