健康におすすめなのが、コーヒーです。
コーヒーは苦くて、体に悪いような気がしますが、実際はどうでしょうか。
そこで知ってほしいのは、コーヒーの歴史です。
コーヒーが世界に広まった背景には、面白い事情があります。
コーヒーは最初「飲み物」ではなく「薬」として飲まれたという歴史です。
コーヒーは、6世紀ごろ、今のエチオピアで発見されました。
最初は、苦くて使い物にならないとされていましたが、飲むと体の調子がよくなることがわかりました。
頭が冴えたり、血行がよくなったり、気分が明るくなったりする効果があったからです。
たしかにコーヒーの苦みは、薬の苦みと似ています。
そうした効果があることから、どんどん世界に広まりました。
13世紀にイスラム社会へも伝わり、17世紀にはヨーロッパに広まりました。
18世紀には、日本にも伝わります。
広まりながら、だんだん薬から飲料として用いられるようになりました。
アメリカで行われた大規模調査にも、興味深いデータがあります。
毎日コーヒーを飲む高齢者は、まったく飲まない人と比べて、死亡するリスクが低下することがわかりました。
がん、脳卒中、糖尿病など、一定の予防効果があったのです。
1日に1杯飲むだけでも、効果が認められました。
医学的な根拠はまだ研究段階ですが、幅広く調査した統計では、コーヒーによる一定の効果が認められたのです。
好みもありますが、コーヒーの習慣はいかがでしょうか。
コーヒーを飲んで、気持ちが明るくなるだけでも、生き方が変わってくるはずです。