どくん、どくん、どくん。
緊張をすると、心拍数が速くなります。
心臓の中に、チョウが飛んでいるかのようです。
たとえば、恋人とのデートの待ち合わせ前は、誰でも心臓が高鳴り、緊張して手に汗握るはずです。
緊張しているのは、半分、自制心を失っている状態です。
「緊張するな」と思うほど、余計にあがってしまい、汗をかきやすくなるのです。
まず、深呼吸です。
これでもかというほど、大きく息を吸い込みましょう。
次に10秒ほどかけて、ゆっくり肺の中の息を吐き出しましょう。
この「10秒かけてゆっくり」が大切です。
深呼吸は、急いでやればいいものではありません。
深呼吸は、ゆっくりやるから、意味があります。
焦っているときほど、焦らない行動が大切です。
この深呼吸を、3回繰り返しましょう。
3回の深呼吸を終えた後、驚くほど、緊張は和らいでいるはずです。
たっぷりの酸素が脳と心臓に行き渡り、胸の鼓動が落ち着いてきます。
ゆっくりした動作そのものが、脳にリラックス効果を与えます。
こうして落ち着きを取り戻すことで、精神的な汗も抑えられるようになるのです。
「緊張したときほど、深呼吸」
このことを、心に刻み込んでおきましょう。