執筆者:水口貴博

汗のにおいを抑える30の対策

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においやすさには、個人差がある。

においやすさには、個人差がある。 | 汗のにおいを抑える30の対策

においを感じやすい人もいれば、感じにくい人もいます。

人には、およそ4,000万個の嗅覚細胞があります。

あくまで「およそ」というところがポイントです。

この嗅細胞の数は、個人差があります。

特に際立つのは、人種による差です。

嗅細胞の数は一般的に、白人より黄色人種のほうが多く、黄色人種より黒人のほうが多くなります。

少ない人もいれば、多い人もいるのです。

もちろん嗅細胞が多いほど、においを感じやすくなります。

ただし、必ずしも正比例するとは言えないのが、嗅覚の面白いところです。

たとえば、他人に「何か臭うよ」と指摘されて鼻に意識を集中すると、いつもよりにおいが感じやすくなりますね。

嗅細胞の数が少なくても、意識を向けて集中すると、感じやすくなります。

視力を失った人は、健常者より、においに敏感になるのも同じ理由です。

目が見えない代わりに、鼻に意識が向くため、嗅覚が研ぎ澄まされるのです。

一方、風邪を引くと、一時的に鼻の感覚が鈍くなります。

嗅覚は個人差があるうえに、意識を向けたり状況に左右されたりなど、感じやすさが変わりやすい特徴があるのです。

汗のにおいを抑える対策(16)
  • 嗅覚の個人差を、理解する。
服の代えを持っていけば、大量の汗も、怖くない。

汗のにおいを抑える30の対策

  1. ある程度の体臭は、誰にでもあるもの。
    違いがあるのは、体臭に対するエチケット。
  2. 実は、汗そのものに、においはない。
  3. 実は「汗かき」という明確な定義はない。
  4. 人の体から出る汗には2種類ある。
    エクリン腺とアポクリン腺。
  5. 汗をかく状況を理解することは、体臭を抑えるポイントを理解すること。
  6. 汗には「よい汗」と「悪い汗」がある。
  7. 汗の種類は、リトマス試験紙で確認できる。
  8. いい汗をかくためには、トレーニングが必要だ。
  9. 朝のシャワーを習慣にするだけで、体臭のほとんどは解決できる。
  10. 抗菌タイプの下着は、やみつきになるくらい効果がある。
  11. これというほど汗をかかなくても、汗臭さは目立つもの。
  12. 汗をほったらかす習慣が、体臭の原因になる。
  13. 乾いたハンカチで、汗を拭くと、においは余計に強くなる。
  14. 水を飲む量を減らしても、汗の量は変わらない。
  15. からいものや熱いものを、食べすぎない。
  16. においやすさには、個人差がある。
  17. 服の代えを持っていけば、大量の汗も、怖くない。
  18. 脱ぎ終わった替えの下着をどうするかが、大切だ。
  19. においの種類によって、デオドラントを使い分ける。
  20. 制汗スプレーは、使い方を誤れば、逆効果。
  21. 定期的な半身浴で、汗腺機能を高めよう。
  22. 冷え性と汗かきの、意外なつながり。
  23. 汗は、悪者ではない。
  24. 顔にかく汗を、一時的に汗を止める裏技。
  25. 全身の発汗を抑えるには、首筋を冷やそう。
  26. 緊張したときほど、まず深呼吸。
  27. デリケートな、においの問題は、誰に話せばいいのか。
  28. 精神的な汗がひどく目立つなら「体質の問題」より「心の問題」かもしれない。
  29. 心療内科の先生に、話を聞いてもらうだけで、意味がある。
  30. 緊張して汗が止まらないなら、開き直るのが一番。

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