化粧品の表示の中に「セラミド配合」と書かれているものがあります。
セラミドとは何でしょうか。
セラミドも、ヒアルロン酸と同じように、保湿成分の一種です。
セラミドとは、角質層の細胞間脂質のおよそ半分を占めている物質です。
もともと肌にある成分だけのことはあり、水分の蒸発を防ぐ力が強いことで知られています。
ヒアルロン酸もセラミドも、保湿成分であることには変わりません。
では、ヒアルロン酸配合とセラミド配合の化粧品の違いは何でしょうか。
一番の違いは、保湿力です。
セラミドは、水の分子をサンドイッチのように挟む特徴があります。
一度、水の分子をつかんだら、なかなか逃がしません。
たとえ、湿度が0パーセントになっても、蒸発することはありません。
気温がマイナス30度になっても、凍ることもないのです。
もともと角質層の細胞間脂質のおよそ半分を占めている物質ですから、肌へなじみやすいのも特徴です。
保湿力で言えば、コラーゲンよりヒアルロン酸のほうが高く、ヒアルロン酸よりセラミドのほうが高いという順番です。
最強の保湿力を誇るのが、セラミドなのです。
最初から、高い保湿力を誇るセラミド配合の化粧品を選んでもいいのですが、一概にベストとは限りません。
肌へのつけ心地が異なるため、好みがわかれることもあります。
保湿の効果は、肌につけてすぐ効果を確認できますから、化粧品売り場の試供品で試してみるのがおすすめです。
肌の状態がヒアルロン酸で満足できなければ、セラミドが配合されたものを選びましょう。
特に乾燥肌や乾燥の季節などには、セラミド化粧品が威力を発揮することでしょう。