化粧品の値段は、かなり上下差があるのが特徴です。
ワインのように、安物から高級品までピンキリです。
「どうせブランドだから高いのだろう。宣伝広告費の影響だろう」
そう決め付けるのは、早計です。
意味もなく値段設定がされているわけではありません。
価格が高いのには、もちろん理由があります。
たしかに一般的に値段が高いといえば、ブランド力や広告宣伝費などが思い浮かびます。
高額化粧品も、ブランド価値を高めるため、広告宣伝に力を入れている理由もありますが、高額になる本当の理由があります。
一番の違いは、やはり成分、製法、研究などのコストです。
高級な化粧品には、なかなか手に入りにくい厳選された希少成分が、ふんだんに使われています。
なかなか手に入りにくい成分でも、営業担当の努力によって実現しています。
成分ばかりだけでなく、技術にも力が入っています。
技術開発には、設備投資や多くの人手も必要です。
特許を取得した特殊な技術が使われていることも少なくありません。
きちんとした効果のある化粧品を作るためには、数多くの手間暇が必要です。
化粧品のポテンシャルを、最大限に高めようとすればするほど、値段も高くなりやすいのです。
もちろん効果と価格は常に正比例するわけではありませんが、一般的には、やはり高いだけの価値はあると考えていいでしょう。
高額化粧品を見たとき、その化粧品ができるあがるまでの様子を想像してみましょう。
美しくなりたいと女性の願いに応えるべく、開発者たちが集まって、挑戦と失敗を繰り返しながら製品を研究している様子です。
事実として、そういう状況があります。
ワンランク上の高額化粧品は、そうした開発者たちの熱い思いが結集しています。
それが、高額である本当の理由なのです。