化粧品をつけると、肌がぴりぴり。
痛みやかゆみなど、感じることはありませんか。
ある化粧品をつけて肌がひりひりすれば「化粧品に問題がある」ととっさに考えます。
「化粧品のせいで敏感肌になってしまったのではないか。化粧品の品質に問題があるのではないか。化粧品代を返してくれ!」
もちろん肌に合わない成分が含まれていることで、ひりひりした痛みが伴う場合もあるでしょう。
しかし、実際のところ、化粧品の品質に問題があることは、まれです。
ほとんどの場合、自分の肌に問題があると思っていいでしょう。
化粧品に問題があるから、ひりひりするのではありません。
ひりひりするような肌だから、化粧品をつけたとき、敏感に反応するようになったのです。
では、なぜひりひりするような肌になったのかというと、肌の手入れを怠っていたからです。
敏感肌は、乾燥肌が悪化した状態です。
乾燥肌であるにもかかわらず、保湿を怠ったり引っかいたりすると、角質層が剥がれ落ちます。
わずかな化粧品にもぴりぴり痛みを感じてしまうようになります。
それは癖であり、無意識なのかもしれません。
もともとの肌質が乾燥肌でも、それからどうなるのかは、本人の手入れしだいです。
手入れがよければ、乾燥肌でもひりひりしませんが、手入れが悪ければ、水をつけただけでもひりひりします。
化粧品をつけたときに肌がひりひりすれば、化粧品より、まず自分の肌に注意を向けて見てみましょう。
保湿などの手入れを怠っていませんか。
敏感肌になるような、引っかき癖はありませんか。
ピーリングをした直後ではありませんか。
にきびの傷口に染みているだけではありませんか。
規定量を守っていますか。
どきっとした人は要チェックです。
肌の状態が悪くなるような誤った手入れをしている可能性があります。
化粧品のせいだと決め付けず、自分の手入れの仕方を見直してみましょう。