肌の水分を守る保湿成分で最も重要なのが、セラミドです。
セラミドは、強力な保湿作用があります。
水の分子をサンドイッチのように挟むため、一度水分をつかむと、なかなか逃がさないのです。
たとえ湿度が0パーセントになっても、蒸発しません。
コラーゲンやヒアルロン酸より、はるかに強力な保湿効果があります。
夢のような保湿成分が、セラミドなのです。
保湿力の高い化粧品を探すなら「セラミド」と表記されたものを目安にするといいでしょう。
ただし、ここで1つ、気をつけておきたいことがあります。
「セラミド化粧品」とうたう化粧品でも、本当のセラミドが使われていないものがあります。
つまり、類似成分です。
セラミド類似成分を使った化粧品であり、本当のセラミドは使っていません。
「セラミドのような効果をもたらす化粧品」という意味で「セラミド化粧品」と書かれている場合があるのです。
巧みな言葉の言い回しですね。
販売側は、集客力や売り上げを上げるため、わざと「セラミド」という旬なキーワードを使うことがあるのです。
セラミドを使った化粧品は高額になりやすいため「セラミド類似成分」を使って、低価格を実現している場合があるのです。
もちろんセラミド類似成分にも、強力な保湿効果はあるのでしょうが、やはり本物には劣ります。
では、本当のセラミドを使った化粧品をどう見分ければいいのでしょうか。
ポイントは、数字です。
本物のセラミドには、必ず数字が使われている特徴があります。
よく見かけるのは「セラミド2」「セラミド3」「セラミド10」です。
セラミドの後ろに数字が付いているものが、正真正銘のセラミドです。
セラミド効果をうたう化粧品でも、数字の付いたセラミドが見当たらなければ、本当のセラミド化粧品ではありません。
セラミド化粧品を探すときの知識として、お役立てください。