突然ですが、問題です。
普通肌、乾燥肌、脂性肌。
この中で、最も老化しやすいのはどの肌質でしょうか。
正解は、ずばり、乾燥肌です。
単に乾燥肌のことを「乾燥しているだけの肌」と思っていませんか。
にきびがなければ、乾燥肌でも美しく見えるだろうと思うのは、早まった考えです。
乾燥していることは、肌の老化を早める要因になります。
そのメカニズムを少し詳しくお話しましょう。
まず肌が乾燥するのは、肌表面の水分量が少なくなっている状態です。
肌が乾燥すると、肌が硬くなります。
肌が硬くなると、新陳代謝が滞り始めます。
新陳代謝が滞ると、弾力の元になるコラーゲンやエラスチン繊維の生成が減ってしまいます。
弾力が失われやすいため、しわにもなりやすくなるのです。
乾燥によって肌が硬くなれば、新陳代謝も乱れます。
老廃物やメラニン色素などの排出もスムーズに行われないため、色素が肌に残りやすく、しみやくすみにも悩まされやすくなります。
乾燥肌は、しわもしみもくすみも発生しやすく、肌の老化を早めやすいのです。
誤解を恐れず言ってしまうと、生まれつき乾燥肌の人は、生まれつき老けやすい。
おっと、ショックを受けて終わりではありません。
実はこの話には、もう1つ大切なポイントが隠されています。
この事実の裏には、逆に老けにくくなるポイントも隠されています。
乾燥が肌の老化を早めやすい要因なら、肌から乾燥を守ることが、肌の老化を防ぐ要因にもなります。
保湿は乾燥肌の人に限らず、すべての人に必要です。
肌に油分を与えすぎることはあっても、水分を与えすぎることはありません。
赤ちゃんや子どもの肌は、ふっくらとしていますが、十分に水分が保たれているからです。
すべての人に、十分な水分補給が必要です。
みずみずしい肌は、若々しく見られるためポイントです。
できるだけ多くの水分を補給すれば、いつまでも若々しさを保てます。