執筆者:水口貴博

メイクの美的センスが向上する30の工夫

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本格的な化粧台からは「こっちにおいで」という声が聞こえる。

本格的な化粧台からは「こっちにおいで」という声が聞こえる。 | メイクの美的センスが向上する30の工夫

私の実家には、大きな化粧台があります。

黒い漆塗りの本格的な化粧台です。

つやといい、大きさといい、装飾といい、雰囲気は抜群です。

しかも重いのです。

化粧台の上に乗っている三面鏡のてっぺんは、私の身長より高さがあります。

部屋の模様替えのときは、いつもその化粧台がネックでした。

顔のみならず、体全体まで映し出してくれる、大きな三面鏡がついています。

古くから使っている年代物ですが、手入れをしっかりしているので、まだまだ使えます。

母に聞くと、相当な値段がしたと言います。

実は、男の私ですら、ときどき化粧台の前に座りたくなるときがあります。

なぜか落ち着くのです。

デパートに行って、化粧台があれば、なんとなく座ってみたくなる雰囲気と同じです。

きちんとした化粧台からは「こっちにおいで」という声が聞こえます。

化粧台が呼んでいるのです。

座ってみる。

不思議です。

大きくて本格的な化粧台の前に座ると、自分が偉い人になったかのような気分になれます。

「さて、メイクでもしようか」という気分にさせてくれる力があります。

きれいな化粧台と、大きな三面鏡が迎え入れてくれると、落ち着かずにいられなくなるのです。

「ああ。この感覚か」

私は納得しました。

その化粧台が、母のメイクの時間を豊かにしているのだと思ったのです。

自然に化粧台に呼ばれ、メイクをしたくなる気持ちにさせているのです。

その化粧台は、今、妹が使っています。

妹も、メイクがうまいのです。

化粧台の力です。

妹もいつの間にか化粧台に呼ばれて、自然と化粧台に座ってしまい、メイクをしたくなる衝動を得ているのでしょう。

本当に品質のいい化粧台は、あなたのメイクの力を向上させてくれます。

化粧台の前に座りたくなる。

メイクをしたくなる。

化粧台には、そうした不思議な力があるのです。

メイクの美的センスが向上する工夫(1)
  • 化粧台に、呼ばれる。
メイクに力を入れた1日は、恋も仕事も、力が入る。

メイクの美的センスが向上する30の工夫

  1. 本格的な化粧台からは「こっちにおいで」という声が聞こえる。
  2. メイクに力を入れた1日は、恋も仕事も、力が入る。
  3. あらためて考えたい、顔の各パーツをメイクする意味。
  4. 夏用と冬用で、化粧品を使い分けていませんか。
  5. リキッドファンデーションを手に取れば、いきなり顔につけない。
  6. ある1カ所だけ、ファンデーションを乗せなくてもいい部分がある。
  7. にきび肌の人が、化粧品選びで心がけることは、1つだけ。
  8. 吹き出物があるとき、上手にメイクをする、3つのポイント。
  9. 濃さが変わりやすい目の下のくま。
    上手なコンシーラーの使い方。
  10. 肌トラブルの広さに応じて、2種類のコンシーラーを使い分ける。
  11. コンシーラーの完成度を高める、最後の一手間。
  12. 唇の形を思いどおりに整える、リップペンシルやコンシーラーの上手な使い方。
  13. シェーディングは、顔の内側から外側に向けて塗らない。
  14. 下まぶたをふっくらさせたいときのメイク方法。
  15. アイラインは、かなり奥が深い。
  16. アイラインが取れにくくなるちょっとした一工夫。
  17. 今使っているスポンジは、いつ購入したものですか。
  18. 読まない雑誌が、山積みになっていませんか。
  19. 知っておきたい、チークの色による印象の6つの違い。
  20. 光の加減を考慮した、ハイライトを入れる順番。
  21. 細かい部分は、丁寧に塗る。
  22. 眉がきれいになったのはいいけど、眉の輪郭の青みが気になる。
  23. 自分が思うほど、顔は真正面から見られていない。
  24. 1つ間違えれば大笑いされる、女性のやりすぎたメイク。
  25. リップクリームのべたつきが苦手な人におすすめ。
    さらさらしたつけ心地のリップクリームとは。
  26. 自分の化粧の崩れ方を、知っておく。
  27. メイクで大切なのは、崩れてからの対処より、崩れる前の対処。
  28. 皮脂の取り方は、季節によって使い分けるのが正解。
  29. 人前であぶらとり紙を、恥ずかしいと感じますか。
  30. なかなかメイクの技術がうまくならない。
    その意外な原因とは。

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