祖母は生前、メイクをしない人でした。
実家は、愛媛の田舎ですから、周囲に何もありません。
周りに、何もないところです。
10代で覚え始めたメイクは、20歳にもなれば、ひととおり習得しているでしょう。
目元を整える方法、上品なチークの入れ方、ふっくらしたリップの塗り方など、自分なりのやり方が出来上がっているはずです。
ところで、若い時期のメイク方法を、30代や40代でも同じように続けていいのでしょうか。
普通の1枚のみの鏡でも顔は見えますが、正面しか確認ができません。
鏡を横に傾けて見るのもいいですが、角度に限界があります。
「上手にメイクをしたい!」
茶褐色のそばかすは、顔にたくさんあると、顔が暗く見えてしまいがちです。
しみとそばかすの対策は、似て非なるものです。
しみならコンシーラーを使ってピンポイントで隠す方法で十分ですが、広範囲に広がるそばかすは、隠し方が難しい。
ファンデーションは、厚く塗るくらいなら、薄く塗りましょう。
年齢を重ねるにつれて、肌の欠点を隠そうとする意識が強くなりがちです。
特にファンデーションを厚く塗ってしまいやすい。
肌の美しさを決める部分はどこでしょうか。
目の下の逆三角ゾーンです。
真正面であり、最も面積が広いため、顔の中で最も目立つ部分です。
たれ目は、優しい目元でチャームポイントになるので悪くないとは思います。
芸能人を見ると、たれ目の女性が多い。
しかし、少し印象を和らげたいと思うこともあるでしょう。
年齢とともに新陳代謝が低下するため、顔は全体的にくすんできます。
一般的に、くすみを隠すときには、コンシーラーです。
肌色と同じ色のコンシーラーを使うことで、うまく隠せます。
どんな人にも、アイホールがあります。
年を重ねるにつれて、目の上がくぼんできます。
年を重ねるにつれて皮膚が痩せこけ、目の上のくぼみに影ができ、目立ちやすくなります。
太い眉と細い眉。
どちらがいいのかと言えば、細い眉に憧れる人が多いようです。
細い眉にはすっきりした印象がありますね。
顔色を明るくするのは、ファンデーションやフェイスパウダーだけではありません。
メイクによって顔色を明るくさせることも可能ですが、別の方法で顔色を明るくさせることができます。
鏡で顔を間近でみてみましょう。
年を重ねると、だんだんしわが気になってくるようになります。
ほうれい線とは、鼻の横から口角にかけて広がる「八の字」のしわのことです。
最も老けて見えてしまう原因の1つです。
紫外線は、美肌を意識する女性の大敵です。
肌の弾力は、コラーゲンというタンパク質によるものです。
ベッドに例えて言えば、コラーゲンとはマットのバネです。
肌のトラブルを抱える女性に、よく見られるジレンマがあります。
吹き出物や傷痕など、肌の悩みを抱える女性も多いでしょう。
肌に何らかの欠点がある場合、コンシーラーを使うのが一般的です。
「ちょっと、これはどうなんだろう」
ときどきメイクをしている女性を見て、考えさせられることがあります。
容姿が悪かったり、化粧が下手だったりするわけではありません。
メイクでは、ブラシを使う場面があります。
ハイライト用のブラシ、コンシーラー用のブラシ、アイライン用のブラシ、眉に使うブラシなどあります。
初めから別売りの高級専用ブラシを使う必要はありません。
口元が「へ」の字に垂れ下がっている女性に欠かせないメイクがあります。
口角を上げてみせるリップメイクです。
一般的な手法としては、唇の口角に明るい色をつけたり、リップペンシルで少し口角のラインを微調整したりなどです。
つやが失われた肌は、老けた顔に見える原因の1つです。
年を重ねると、肌の表面が粗くなるので、つやが失われてしまうのです。
メイクによって意図的につやを与える方法があります。
ある実験をしてみましょう。
あなたの両手の人差し指と親指を出しましょう。
人差し指で目尻を押さえ、親指で口角を押さえます。
への字になった口角は、老けて見える原因の1つです。
不機嫌そうな表情にも見え、美しい女性にふさわしくありません。
口角を少しでも上げて見せることで、にっこりした口元ができ、明るい雰囲気になります。
マスカラで、目を大きく見せるには、上下のまつげを放射状に広げるのがコツです。
花びらのように放射状に広がった上下のまつげは、明るさ、元気、活力があります。
こうした明るい目元は、若いうちはとても似合うのですが、大人になるにつれて少し不自然に見えてくることがあります。
若い時期なら、鮮やかな色のアイシャドーも、自然に顔になじみます。
グリーン、ブルー、ピンク、オレンジなど、鮮やかな色のアイシャドーを自由に使い、どの色も似合うものです。
しかし、年齢を重ねるにつれて、だんだん鮮やかな色が使いにくくなります。
目元に、きらきらした光沢を出すときに浮かぶのは、ラメです。
10代のころは、ラメを使ったメイクをした女性も多いことでしょう。
ラメには強い輝きがあり、若々しい雰囲気があります。
顎は、顔の先端に当たる部分です。
顎先が丸いと、顔全体まで丸く見えてきます。
顎先が細いと、顔全体までスリムに見えてきます。
年を重ねるにつれて衰えるのは、皮膚だけではありません。
唇も同じです。
ふっくらした唇は、年を重ねるにつれて、張りと潤いが失われます。
血液だけで年齢がわかる、と言われます。
血の色は、年齢によって、若干異なります。
若い人ほど明るい赤色ですが、年齢が高くなるにつれ、明るさが失われます。
肌の弾力の衰えは、肌だけでなく、唇にも表れます。
年を重ねるにつれて、唇の弾力が失われて、平坦になるのです。
赤ちゃんのような、ふっくらした唇に憧れますね。
多くのメイク書籍では、リップグロスは上下に塗るように書かれています。
ふっくらした唇に見せるために、リップグロスはとても役立ちます。
つやが出て、明るくなります。
ふっくらした唇に見せるために一番よく使われるのは、リップグロスです。
言わずと知れた、王道です。
リップグロスの光沢によって光が反射し、ふっくらした唇に見えてきます。
メイクは、知識や技術だけでなく、化粧品の品質に左右される面もあります。
やはり品質の高い化粧品ほど、乗りがよくて長持ちします。
一昔に比べ、化粧品は進化しました。