ときどき電車内や職場で、あぶらとり紙を使っている人を見かけます。
顔のべたつきを取るために、あぶらとり紙で、きれいにしています。
きれいにしているのはわかります。
しかし、あぶらとり紙を堂々と使っている人を見て、違和感があります。
あぶらとり紙はメイク直しには当たらないので、人前でも問題ないと思っているのでしょう。
人前でのメイク直しがマナー違反であることは、言うまでもありませんが、あぶらとり紙は感じ方が別れるところです。
「あぶらとり紙くらいいいだろう」という人もいれば「人前であぶらとり紙はよくない」と考える人もいます。
どちらが正しいのでしょうか。
やはりマナーとしては、NGです。
あぶらとり紙の使用も、メイク直しの1つです。
マナーとは「他人が見て、気持ちいいと思うかどうか」です。
使い終わったあぶらとり紙に、皮脂がべっとりついているのは、見苦しいものです。
使っている本人は、汚れが取れて気持ちいいかもしれませんが、他人から見るとやはり不快に感じるのです。
レストランなどの食事の場でも、控えたい行為です。
食欲が失われ、せっかくの雰囲気が壊れます。
あぶらとり紙を使うなら、化粧室など、人目のないところでこっそりしましょう。
人前であぶらとり紙を使うのを、恥ずかしく感じるかどうか。
ここで、人としての行動に差がつき、品位がわかれるのです。