メイクには、3つの力があります。
美しく見せる力、特徴を加える力、自信をつける力です。
メイクと聞いて最初に思い浮かべるのは、ファンデーションなどを塗って、顔を美しく整えることです。
顔色が悪くても、コントロールカラーで調整できます。
肌に欠点があっても、コンシーラーで隠せます。
肌に自信がない人でも、ファンデーションを一塗りするだけで、10代のような美しい肌に仕上げることができます。
メイクによって、元の顔に、特徴を加えることができます。
どのような特徴を加えられるのかと言えば、さまざまです。
生まれつきの顔つきは、メイクによって、いかようにも変えることができます。
目の周りのメイクに力を入れて、目に力のある特徴を加えられます。
アイラインを引くことで、目が大きく見えてきます。
アイシャドーが暖色系なら温かい印象になり、寒色系ならクールでシックな印象になります。
目尻の仕上げ方を工夫すれば、吊り上がった目や垂れ下がった目にも変えられます。
眉の輪郭をシャープに整えれば、おっとりした顔がシャープになれます。
メイクには、精神面にも及ぶ力もあります。
美しくメイクが整うことで、自信がついてくるのです。
人と話すとき堂々とでき、行動力がついてきます。
素顔になると、急に弱腰になります。
逆を言えば、普段それだけメイクによって自信を得られている証拠です。
さて、こうして分けて考えると、メイクの奥深い世界に気づくはずです。
化粧台に座っているあなたは、3つの力を手に入れる瞬間です。
適当に済ませている場合ではないのです。