執筆者:水口貴博

受験時代に経験しておきたい30の気づき

16

いらいらしてもいい。大切なのは、どこに向けて吐き出すか。

いらいらしてもいい。大切なのは、どこに向けて吐き出すか。 | 受験時代に経験しておきたい30の気づき

受験生のときの、ある日のことです。

母から気に障るようなことを言われ、いらいらして自分の部屋のドアを蹴ってしまったことがありました。

実は母から何を言われたのかは、覚えていません。

覚えていないくらい、ささいなことです。

受験のストレスをため込んでいる時期には、ささいなことでも強く反応してしまいます。

強く蹴ったせいで、ドアの下側には大きな穴が開いてしまいました。

一度開いた穴は、ドアごと変えないかぎり、修復が難しい状態でした。

そのときはストレスでいっぱいでしたが、後から冷静になったとき、自分のしたことを恥じました。

「ぶつける対象が悪かったな」と反省しました。

せめてぶつける対象を、もっと別のものにすればよかった。

誰にも迷惑がかからず、自分のためになるような吐き出し方です。

そこで思いついたのは、ダンベルでした。

私の部屋には、体操部だったころに使っていた8キログラムのダンベルがありました。

いらいらしたときには強いパワーが発生します。

パワーが発生して吐き出したい状況と、パワーが必要なダンベルの条件が一致しました。

その後、いらいらしたときには、ダンベルで筋トレをするようになりました。

ドアをけるのはやめて、ダンベルを持ち上げます。

ダンベルを使った筋トレでストレスを吐き出すようになり、ストレスコントロールがうまくできるようになりました。

体格がよくなり、筋肉がついたせいか、風邪も引きにくくなりました。

笑える話ですが、これはこれでおすすめです。

吐き出し方を少し工夫すれば、意外な利益をもたらします。

あなたも、いらいらする気持ちになるときがあるでしょう。

そのときは、無理にいらいらを抑えるのではなく、吐き出しましょう。

ただし、吐き出し方を少し工夫しましょう。

近所の人通りの少ない道に出て、思いきり100メートルダッシュをしてみましょう。

一瞬にして気持ちがすっきりするはずです。

もちろん100メートルダッシュが苦手な人は、ジョギングでもOKです。

スイミングでもいいでしょう。

筋トレのいい機会です。

いらいらは、すぐ解決するものなのです。

受験時代に経験しておきたい気づき(16)
  • 上手にいらいらを吐き出す。
勉強道具を統一すると、勉強効率が向上する。

受験時代に経験しておきたい30の気づき

受験時代に経験しておきたい30の気づき
  1. 受験勉強を通して、ボキャブラリーをたっぷり増やす。
    受験勉強を通して、ボキャブラリーをたっぷり増やす。
  2. 髪型の意外な大切さに、気づく。
    髪型の意外な大切さに、気づく。
  3. 「徹夜型の勉強」の限界に、ようやく気づく。
    「徹夜型の勉強」の限界に、ようやく気づく。
  4. 筋力には限界はあっても、脳力には限界がない。
    筋力には限界はあっても、脳力には限界がない。
  5. 成長曲線は、きれいな右肩を描くとは限らない。
    成長曲線は、きれいな右肩を描くとは限らない。
  6. 勉強が大変だと思ったら、勘違い。<br>勉強ほど、贅沢なことはない。
    勉強が大変だと思ったら、勘違い。
    勉強ほど、贅沢なことはない。
  7. 本に折り目をつけるのも、勉強の1つ。
    本に折り目をつけるのも、勉強の1つ。
  8. おしゃれの余裕のなさは、大逆転の前触れ。
    おしゃれの余裕のなさは、大逆転の前触れ。
  9. 受験勉強は、モグラ叩きゲームである。
    受験勉強は、モグラ叩きゲームである。
  10. 協力者は、現れるものではなく、変わるもの。
    協力者は、現れるものではなく、変わるもの。
  11. いくら得意科目とはいえ、完璧を求めつつ、完璧を目指さない。
    いくら得意科目とはいえ、完璧を求めつつ、完璧を目指さない。
  12. 勉強に才能は関係ない。<br>やるか、やらないかの差。
    勉強に才能は関係ない。
    やるか、やらないかの差。
  13. 参考書を買っただけで満足しない。<br>買った後こそ重要。
    参考書を買っただけで満足しない。
    買った後こそ重要。
  14. 最初から立派な参考書があるのではない。<br>立派な参考書へと仕上げていくものなのだ。
    最初から立派な参考書があるのではない。
    立派な参考書へと仕上げていくものなのだ。
  15. 目を背けたくなる部分こそ、直視しなければいけない部分。
    目を背けたくなる部分こそ、直視しなければいけない部分。
  16. いらいらしてもいい。<br>大切なのは、どこに向けて吐き出すか。
    いらいらしてもいい。
    大切なのは、どこに向けて吐き出すか。
  17. 勉強道具を統一すると、勉強効率が向上する。
    勉強道具を統一すると、勉強効率が向上する。
  18. 「わかる」と「覚える」は、意味が全然違うことに気づく。
    「わかる」と「覚える」は、意味が全然違うことに気づく。
  19. 勉強は「小→中→大」ではなく「大→中→小」で進める。
    勉強は「小→中→大」ではなく「大→中→小」で進める。
  20. 受験期は、自分らしい勉強法に気づく時期。
    受験期は、自分らしい勉強法に気づく時期。
  21. どんなに間違っても、命まで取られるわけではない。
    どんなに間違っても、命まで取られるわけではない。
  22. 大好きな部活なら、勉強のために無理にやめる必要はない。<br>むしろやめないほうがいい。
    大好きな部活なら、勉強のために無理にやめる必要はない。
    むしろやめないほうがいい。
  23. 勉強以外のもう1つの課題。<br>「いかにストレスを吐き出すか」
    勉強以外のもう1つの課題。
    「いかにストレスを吐き出すか」
  24. 他の受験生より有利になるのは、睡眠時間を削ったときではなく、増やしたとき。
    他の受験生より有利になるのは、睡眠時間を削ったときではなく、増やしたとき。
  25. 言い訳をする人は成長できない。<br>言い訳をやめないかぎり、成績は絶対に向上しない。
    言い訳をする人は成長できない。
    言い訳をやめないかぎり、成績は絶対に向上しない。
  26. 勉強が苦手な人の部屋、3つの共通点。
    勉強が苦手な人の部屋、3つの共通点。
  27. 勉強ができる人の部屋、3つの共通点。
    勉強ができる人の部屋、3つの共通点。
  28. 10代は、みな革命家。<br>理想は高く持て!
    10代は、みな革命家。
    理想は高く持て!
  29. 寝る直前に考えていたことは、夢に出てきやすくなる。
    寝る直前に考えていたことは、夢に出てきやすくなる。
  30. どんなに他人の助けがあっても、最後に勉強するのは自分。
    どんなに他人の助けがあっても、最後に勉強するのは自分。

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