執筆者:水口貴博

受験時代に経験しておきたい30の気づき

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いくら得意科目とはいえ、完璧を求めつつ、完璧を目指さない。

いくら得意科目とはいえ、完璧を求めつつ、完璧を目指さない。 | 受験時代に経験しておきたい30の気づき

あなたには苦手な科目がありますか。

得意科目がある人は、幸せです。

時間をかけた分だけ、点数が伸びていきます。

得意科目がある人は、受験ではとても有利になります。

確実に高得点が取れる科目が1つあるだけでも、やはり有利になります。

自分に向いている科目は集中しやすいです。

難しい問題も根気で乗り越えられることでしょう。

徹底的に勉強して、確実に点が取れるように仕上げます。

「100点が取れるまで仕上げるのか」

いえ、難しいのはここからです。

たしかに得意な科目だからこそ、確実に高得点が取れるようになるでしょう。

しかし、高得点といっても完璧を求めてはいけません。

どんなに得意な科目であろうと、100点を取るのには膨大な勉強量と時間が必要だからです。

徹底的に仕上げようとする意気込みは結構ですが、受験では時間に限りがあります。

「100点」を取る必要はありません。

「合格点」さえ取れればいい。

限られた時間の中で、できるだけ最高の得点を挙げられるように、ベストな勉強時間の配分を調整します。

簡単に言ってしまいましたが、これがなかなか難しいです。

「完璧を求めつつも、完璧を目指そうとしない」

どこまで勉強を深めていくかです。

応用と言っても、奥を深めれば切りがありません。

「これ以上、深く勉強するべきかどうか」

「さらに突っ込んで勉強するべきかどうか」

「さらに勉強を進める必要はあるのか」

この迷いが発生します。

この加減が、受験時代に学ばなければいけない部分です。

限られた時間の中で最高の結果を出すための、手加減を勉強する時期なのです。

受験時代に経験しておきたい気づき(11)
  • 「勉強の手加減」を勉強する。
勉強に才能は関係ない。
やるか、やらないかの差。

受験時代に経験しておきたい30の気づき

  1. 受験勉強を通して、ボキャブラリーをたっぷり増やす。
  2. 髪型の意外な大切さに、気づく。
  3. 「徹夜型の勉強」の限界に、ようやく気づく。
  4. 筋力には限界はあっても、脳力には限界がない。
  5. 成長曲線は、きれいな右肩を描くとは限らない。
  6. 勉強が大変だと思ったら、勘違い。
    勉強ほど、贅沢なことはない。
  7. 本に折り目をつけるのも、勉強の1つ。
  8. おしゃれの余裕のなさは、大逆転の前触れ。
  9. 受験勉強は、モグラ叩きゲームである。
  10. 協力者は、現れるものではなく、変わるもの。
  11. いくら得意科目とはいえ、完璧を求めつつ、完璧を目指さない。
  12. 勉強に才能は関係ない。
    やるか、やらないかの差。
  13. 参考書を買っただけで満足しない。
    買った後こそ重要。
  14. 最初から立派な参考書があるのではない。
    立派な参考書へと仕上げていくものなのだ。
  15. 目を背けたくなる部分こそ、直視しなければいけない部分。
  16. いらいらしてもいい。
    大切なのは、どこに向けて吐き出すか。
  17. 勉強道具を統一すると、勉強効率が向上する。
  18. 「わかる」と「覚える」は、意味が全然違うことに気づく。
  19. 勉強は「小→中→大」ではなく「大→中→小」で進める。
  20. 受験期は、自分らしい勉強法に気づく時期。
  21. どんなに間違っても、命まで取られるわけではない。
  22. 大好きな部活なら、勉強のために無理にやめる必要はない。
    むしろやめないほうがいい。
  23. 勉強以外のもう1つの課題。
    「いかにストレスを吐き出すか」
  24. 他の受験生より有利になるのは、睡眠時間を削ったときではなく、増やしたとき。
  25. 言い訳をする人は成長できない。
    言い訳をやめないかぎり、成績は絶対に向上しない。
  26. 勉強が苦手な人の部屋、3つの共通点。
  27. 勉強ができる人の部屋、3つの共通点。
  28. 10代は、みな革命家。
    理想は高く持て!
  29. 寝る直前に考えていたことは、夢に出てきやすくなる。
  30. どんなに他人の助けがあっても、最後に勉強するのは自分。

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