執筆者:水口貴博

受験時代に経験しておきたい30の気づき

19

勉強は「小→中→大」ではなく「大→中→小」で進める。

勉強は「小→中→大」ではなく「大→中→小」で進める。 | 受験時代に経験しておきたい30の気づき

受験生の中には「小→中→大」で勉強を進める人がいます。

細かいことから覚えて、後から全体をつかむというやり方です。

たとえば、歴史の勉強をするときに、年号・登場人物・戦争・建造物の名称などから、正確に覚えようとします。

これはおすすめできません。

小さな項目のほうが絶対数は多い。

小項目を覚えるのは後回しで結構です。

時間がかかるうえに、覚えにくく、忘れやすいからです。

星の数ほどの小項目から勉強を始めるのは、挫折しやすくなります。

最初にしなければならないのは「全体の把握」からです。

勉強をするときの王道は「大→中→小」です。

大きな項目だけを拾って、全体像をつかみます。

全体が理解できて、だんだん小さなことへと焦点を合わせていきます。

大きな項目のほうが絶対数は少ない。

あまり時間がかからないうえに、覚えやすく忘れにくいからです。

勉強は、全体を把握することから始めます。

まずこれに気づくことです。

本を読むときもそうです。

書店で本を吟味するとき、200ページ以上ものページを見て、すべての文字を拾うのは大変に時間がかかります。

そういうときには、目次から見ればいい。

目次で大きな項目を見れば、その本に書いてあることがおおむね理解できるようになります。

一目で本全体がわかるはずです。

そのことを受験時代には、できるだけ早く気づいてほしい。

時間や労力の無駄をなくすためです。

早く気づける人ほど、限られた時間や労力を有効に活用でき、スムーズに勉強が進むようになります。

受験時代に経験しておきたい気づき(19)
  • 大きな項目から勉強を始め、次第に小さな項目へと移行する。
受験期は、自分らしい勉強法に気づく時期。

受験時代に経験しておきたい30の気づき

  1. 受験勉強を通して、ボキャブラリーをたっぷり増やす。
  2. 髪型の意外な大切さに、気づく。
  3. 「徹夜型の勉強」の限界に、ようやく気づく。
  4. 筋力には限界はあっても、脳力には限界がない。
  5. 成長曲線は、きれいな右肩を描くとは限らない。
  6. 勉強が大変だと思ったら、勘違い。
    勉強ほど、贅沢なことはない。
  7. 本に折り目をつけるのも、勉強の1つ。
  8. おしゃれの余裕のなさは、大逆転の前触れ。
  9. 受験勉強は、モグラ叩きゲームである。
  10. 協力者は、現れるものではなく、変わるもの。
  11. いくら得意科目とはいえ、完璧を求めつつ、完璧を目指さない。
  12. 勉強に才能は関係ない。
    やるか、やらないかの差。
  13. 参考書を買っただけで満足しない。
    買った後こそ重要。
  14. 最初から立派な参考書があるのではない。
    立派な参考書へと仕上げていくものなのだ。
  15. 目を背けたくなる部分こそ、直視しなければいけない部分。
  16. いらいらしてもいい。
    大切なのは、どこに向けて吐き出すか。
  17. 勉強道具を統一すると、勉強効率が向上する。
  18. 「わかる」と「覚える」は、意味が全然違うことに気づく。
  19. 勉強は「小→中→大」ではなく「大→中→小」で進める。
  20. 受験期は、自分らしい勉強法に気づく時期。
  21. どんなに間違っても、命まで取られるわけではない。
  22. 大好きな部活なら、勉強のために無理にやめる必要はない。
    むしろやめないほうがいい。
  23. 勉強以外のもう1つの課題。
    「いかにストレスを吐き出すか」
  24. 他の受験生より有利になるのは、睡眠時間を削ったときではなく、増やしたとき。
  25. 言い訳をする人は成長できない。
    言い訳をやめないかぎり、成績は絶対に向上しない。
  26. 勉強が苦手な人の部屋、3つの共通点。
  27. 勉強ができる人の部屋、3つの共通点。
  28. 10代は、みな革命家。
    理想は高く持て!
  29. 寝る直前に考えていたことは、夢に出てきやすくなる。
  30. どんなに他人の助けがあっても、最後に勉強するのは自分。

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