執筆者:水口貴博

受験時代に経験しておきたい30の気づき

14

最初から立派な参考書があるのではない。立派な参考書へと仕上げていくものなのだ。

最初から立派な参考書があるのではない。立派な参考書へと仕上げていくものなのだ。 | 受験時代に経験しておきたい30の気づき

本屋の受験コーナーを見れば、立派な参考書がたくさん並んでいます。

どの参考書も頼りがいがあるように見えます。

「買うからにはできるだけ立派な参考書を選びたい」

数多くの参考書の中から時間をかけて吟味し、最も自分に合っていそうな1冊を選びます。

たしかに参考書には、善しあしがあります。

解説が詳しいもののほうが理解しやすくなります。

カラーのほうが見やすくて、一目で理解できることでしょう。

図やグラフなどがたくさんあれば、理解もスムーズに進むはずです。

多種多様な参考書がありますが、実のところ、その差は微々たるものです。

参考書の善しあしに違いはありますが、どれも大手出版社の専門家がきちんと研究を重ねているので、内容は確実です。

どの参考書を使っても、きちんと勉強すれば成績を上げることができます。

立派な参考書というのは、最初からあるのではありません。

立派な参考書へと変えていくものです。

立派にできるか否かは、あなたの問題です。

買っただけでそのままにしていれば、意味がありません。

ほこりをかぶってインテリアくらいにはなりますが、それ以上の意味はありません。

いくら立派な参考書でも、あなたがそれを使って勉強しないと意味がない。

しかし、平凡な参考書でも、きちんとあなたが繰り返し勉強していれば、世界一の立派な参考書へと変わります。

評判が悪くて、多少読みにくかったりわかりにくかったりしても、何度も復習していれば、だんだん立派な参考書へと変わります。

参考書は買った後が問題です。

いかに使い倒すか。

いかに慣れ親しむか。

いかに真剣に取り組むか。

世界一の立派な参考書に仕上げるには、あなたの力が必要なのです。

受験時代に経験しておきたい気づき(14)
  • 世界一の立派な参考書へと、仕上げる。
目を背けたくなる部分こそ、直視しなければいけない部分。

受験時代に経験しておきたい30の気づき

  1. 受験勉強を通して、ボキャブラリーをたっぷり増やす。
  2. 髪型の意外な大切さに、気づく。
  3. 「徹夜型の勉強」の限界に、ようやく気づく。
  4. 筋力には限界はあっても、脳力には限界がない。
  5. 成長曲線は、きれいな右肩を描くとは限らない。
  6. 勉強が大変だと思ったら、勘違い。
    勉強ほど、贅沢なことはない。
  7. 本に折り目をつけるのも、勉強の1つ。
  8. おしゃれの余裕のなさは、大逆転の前触れ。
  9. 受験勉強は、モグラ叩きゲームである。
  10. 協力者は、現れるものではなく、変わるもの。
  11. いくら得意科目とはいえ、完璧を求めつつ、完璧を目指さない。
  12. 勉強に才能は関係ない。
    やるか、やらないかの差。
  13. 参考書を買っただけで満足しない。
    買った後こそ重要。
  14. 最初から立派な参考書があるのではない。
    立派な参考書へと仕上げていくものなのだ。
  15. 目を背けたくなる部分こそ、直視しなければいけない部分。
  16. いらいらしてもいい。
    大切なのは、どこに向けて吐き出すか。
  17. 勉強道具を統一すると、勉強効率が向上する。
  18. 「わかる」と「覚える」は、意味が全然違うことに気づく。
  19. 勉強は「小→中→大」ではなく「大→中→小」で進める。
  20. 受験期は、自分らしい勉強法に気づく時期。
  21. どんなに間違っても、命まで取られるわけではない。
  22. 大好きな部活なら、勉強のために無理にやめる必要はない。
    むしろやめないほうがいい。
  23. 勉強以外のもう1つの課題。
    「いかにストレスを吐き出すか」
  24. 他の受験生より有利になるのは、睡眠時間を削ったときではなく、増やしたとき。
  25. 言い訳をする人は成長できない。
    言い訳をやめないかぎり、成績は絶対に向上しない。
  26. 勉強が苦手な人の部屋、3つの共通点。
  27. 勉強ができる人の部屋、3つの共通点。
  28. 10代は、みな革命家。
    理想は高く持て!
  29. 寝る直前に考えていたことは、夢に出てきやすくなる。
  30. どんなに他人の助けがあっても、最後に勉強するのは自分。

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