勉強には、気分転換が大切です。
勉強のために机にかじりついていると、頭がもんもんとし始めて、能率が下がります。
1日中勉強しようと意気込んでも、なかなかうまくいくものではありません。
人の集中力の限界は、成人の場合「1回90分」といわれています。
大学の授業が90分である理由も、集中力の限界に由来しています。
もちろん個人差はあるでしょう。
自分の勉強が行き詰まり始めたら、気分転換をするというのが定石です。
気分転換と言えば、まず思い浮かぶのは、やはり「休憩」ですね。
トイレに行ったり、目を閉じて休んだり、窓の外を眺めたりします。
さて、この気分転換ですが、休憩の後、さらに工夫をすれば、より効果的な気分転換になる方法があります。
「勉強科目を変える」という方法です。
たとえば、ずっと政治経済の勉強をして集中力が切れたら、今度は歴史の勉強に切り替えます。
歴史の勉強を90分続ければ、次に英語の勉強を始めます。
科目が変わるだけで新鮮さが戻れば、心機一転の効果を生み出し、再び集中できるようになります。
実は、この賢い気分転換は、すでに学校に導入されています。
大学の授業は基本的に、90分です。
90分後に休憩を挟み、次は別の科目の勉強をします。
そうすることで、心機一転の効果を生み出し、集中力持続の効果を生み出しています。
学校の勉強のみならず、家庭内での勉強でも「90分を1単位」として休憩を挟んだのち、違う科目を勉強するといいでしょう。
このリズムは、最も効率のよいリズムといわれています。