「気分転換」という言葉について考えてみましょう。
実は、言葉の意味と現実に、少々ギャップがあります。
気分転換とは「気分を転換させること」と書きますが、実際はそうではありません。
「元気になること」という意味です。
元気な気分になることを、私たちはいつの間にか「気分転換」と言い換えています。
ほとんどが、このケースと言っていいでしょう。
あなたについても当てはめて考えてみましょう。
気分転換したいと思うときには、必ず疲れて元気がないときのはずです。
元気があり、気持ちがすっきりしているときに「気分転換したい」とは言いませんよね。
つらいことがあり、疲れがたまり、気分が暗く落ち込んで、元気がないときに「気分転換したい」と思います。
心を元気にさせたいのです。
「元気になること=気分転換」です。
ただ気分を変えるのではなく、マイナスからプラスへと転じることを、気分転換と言い換えているのです。