「マジカルナンバー7」という言葉を、聞いたことがありますか。
「人が一目で確認できる数字の限界は、7桁前後である」という内容です。
もちろん個人差がありますが「7」というのは1つの基準になります。
わかりやすい例を挙げましょう。
話をするより、あなたが体感するほうがわかりやすいと思います。
次のような7桁以下の数字なら、比較的、楽に覚えられるのではないでしょうか。
ぱっと一目で、数字全体が確認できますね。
その気になれば、すぐ覚えられることでしょう。
しかし、これが7桁以上になるとどうでしょうか。
まず、一目で数字全体を確認できません。
覚えられなくもありませんが、少し気合が必要です。
7桁以上の数字になると、横長く数字が並びすぎて、一目で数字全体を確認できなくなります。
確認ができないと、当然、覚えることが難しくなります。
人間にとって、7桁を超える数字は、急に覚えるのが困難になります。
逆を言えば、数字を覚えるときには、7桁以下に抑えるのがポイントです。
「そうは言っても、7桁以上の数字を覚えなければいけないときがある」
たしかにそのとおりです。
では、7桁以上の数字を覚えなければならないときには、どうすればいいのでしょうか。
7桁以上の数字は、7桁以下に分けてしまえばいい。
たとえば「4927313620」の10桁の数字を「-(ハイフン)」で分けてみましょう。
「492-731-3620」
いかがでしょうか。
数字のけたは変わりませんが「-」で区切ることで7桁以下になり、急に覚えやすくなりますね。
「-」を使うことで、ひとまとまりの数字が7桁以下になり、覚えやすくなるからです。
このテクニックを応用したのが、皆さんもご存じの「電話番号」や「郵便番号」です。
電話番号や郵便番号は、7桁を超える長い数字ですが、人が見やすくするために「-」で区切って覚えやすくしています。
「0123456789」という電話番号は覚えにくいですが「0123-456-789」なら、覚える抵抗が小さくなりますね。
あなたが、桁数の多い数字を覚えるときには、まず7桁以下で区切りましょう。
まず「小さく区切る」という工夫が大切なのです。