執筆者:水口貴博

物忘れを防止する30の方法

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書くと、覚えやすくなる。

書くと、覚えやすくなる。 | 物忘れを防止する30の方法

ある日、私は東京都内の温泉に出かけようと、インターネットで路線を検索しました。

東京にはたくさんの路線があり、クモの巣のようです。

見慣れない駅で乗り換える必要があり、すぐ頭で覚えられない複雑な経路だったので、紙に書いてメモしました。

難しい漢字の駅名もありました。

書いている途中、字を間違えて、横線を引っ張って書き直したりして、ようやくメモを仕上げました。

「よし! メモしたから、もう大丈夫だ」

ここまでは、よくある光景です。

問題は、その後でした。

さあ、温泉に出かけようと家を出て、駅に到着して、電車に乗りかけたときです。

私は、とんだドジをしでかしたことに気づきました。

せっかく書いたメモを、家に置いてきてしまったのです。

これではせっかくのメモも意味がありません。

自分の不注意に情けなくなりました。

そう思うのもつかの間、とりあえず電車に乗って、さてどうしようかと考えました。

そうすると、面白い出来事が起こりました。

頭で覚えられないと思ってメモしたことが、なぜか頭に入っています。

覚えようと意識したわけではありませんが、なぜかしっかり頭に入っています。

私が書いている途中、駅名の字を間違って書き直したことが、逆に字に対して意識を向け、思い出すことが容易になりました。

昔から言われている、暗記の知恵の1つですが「書いたことは覚えやすい」と言います。

実際、それを強く実感できた出来事でした。

手を動かして書けば、より幅広く感覚器官を使うことになるため、記憶にも残りやすくなります。

字を間違えたりすることも、よい効果を生み出します。

「間違えた!」と悔しがることで、間違えた対象に強く集中が向くからです。

物覚えをよくするためには、まず「手で書く」という当たり前の習慣を実践しましょう。

手で紙に刻み込んだことは、頭にも刻み込まれるのです。

物忘れを防止する方法(24)
  • 手で書いて、覚える。
第一印象と名前をイメージにして、結びつける。

物忘れを防止する30の方法

  1. 頭のよさは、生まれつきではない。
  2. グループとしてまとめると、覚えやすくなる。
  3. 関連づけると、覚えやすくなる。
  4. 人は、7桁以上の数字が苦手。
  5. 読めないと覚えられない。
    読めるから覚えやすくなる。
  6. 語呂合わせで覚える。
  7. 歌で覚えると、忘れない。
  8. 覚える前に、好きになることから始める。
  9. いきなり分厚い本を手にしない。
    薄い本から手をつける。
  10. 言葉の由来を知ると、覚えやすくなる。
  11. 理解をすると覚えやすくなる。
    暗記より理解を優先させる。
  12. 物覚えがいい人は、目的を意識する。
  13. メモ用紙に書いてしまえば、頭で覚える必要はない。
  14. 異なる科目を勉強すれば、気分転換になる。
  15. 場所を変えるだけで、集中力が戻ってくる。
  16. コーヒーを飲めば、脳の働きが活発になる。
  17. 昔話が多いのは、インプットが足りない証拠。
  18. あくびをして問題があるのは、生徒ではなく、先生である。
  19. あくびをすると、頭の回転がよくなる。
  20. わかったふりをしない。
  21. 強いストレスは、脳に悪影響を与える。
  22. 人に説明をすればするほど、頭がよくなる。
  23. 目をつぶると、記憶に残りやすく、思い出しやすくなる。
  24. 書くと、覚えやすくなる。
  25. 第一印象と名前をイメージにして、結びつける。
  26. 教科書の「章」を上手に活用する。
  27. わからないところは、読み飛ばしていい。
  28. 知識が豊富になっている将来の自分を想像する。
  29. 2つ持っていれば、持ち帰り忘れることはない。
  30. 恥ずかしい経験がないと、人間は本当に成長できない。

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