お酒を飲むと、普段抑えていることが解放されます。
私たちは普段、理性によってストッパーが働いています。
不満に思うことがあっても、表に出しません。
言いたいことがあっても、ぐっと飲み込んでいます。
優しい人や真面目な人ほど、我慢する傾向が強いものです。
「仕事中は真面目にしなければいけない」「大人らしく振る舞わなければいけない」と、自分をコントロールしています。
素の自分を抑えているのです。
ところが、お酒を飲むと、アルコールの力でストッパーが外れます。
理性で抑えていたことが、どっと吹き出し、表に出るのです。
お酒を飲むと、笑い上戸になる人もいれば、泣き上戸になる人もいます。
笑い上戸になる人は普段、笑いを我慢しているのです。
本当はおしゃべりで明るい性格なのですが、仕事中は理性が働き、衝動を抑えています。
笑いたくてもぐっとこらえ、冗談を言いたくても控えています。
そんな人がお酒を飲むと、ストッパーが外れ、普段抑えていることが解放されます。
我慢の反動で一気に吹き出し、その結果、笑い上戸になるのです。
そういう人には、どんどん笑ってもらいましょう。
普段我慢しているのですから、お酒の席くらいたっぷり笑ったほうがいいのです。
笑うことは最高のストレス解消でもあります。
笑っている顔を見れば、こちらも元気をもらえ、自然と笑顔になってくるのです。
一方、お酒を飲むと、泣き上戸になる人もいます。
そういう人は普段、涙を我慢しているのです。
つらいことや悲しいことがあっても、普段はそれを表に出しません。
泣きたくなっても「いい年をした大人が泣くのはみっともない」と思い、涙腺を締めています。
感情を抑え、平静を装い、大丈夫なふりをしています。
そんな人がお酒を飲むと、理性が緩み、心の蓋が開きます。
我慢していた分だけ、どっと吹き出します。
だから涙が止まらなくなるのです。
そういう人には、たっぷり涙を流してもらいましょう。
我慢は体によくありません。
涙を流すことには、ストレスを吐き出す効果があります。
こういうときくらい泣いてもらわないと、ストレスが溜まる一方です。
たっぷり泣いて、しっかり涙を流すことで、心が軽くなります。
笑い上戸であれ泣き上戸であれ、それを止めるのではなく、むしろどんどん表に出してもらいましょう。
プライベートの場なら、何も問題もありません。
お酒を飲んでいるときくらい、しっかり解放させてあげることが優しさです。
吐き出すことは、心の健康を保つための大切な行動なのです。