執筆者:水口貴博

愛犬を長生きさせる30の方法

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犬のぼけは、脳細胞の死滅によって生じる。

犬のぼけは、脳細胞の死滅によって生じる。 | 愛犬を長生きさせる30の方法

そもそも、なぜ「ぼけ」になってしまうのでしょうか。

ぼける直接の原因は、脳の神経細胞が死滅することです。

ある程度の年齢になると、使われていない脳細胞はどんどん死滅します。

脳のネットワークが破壊された結果、記憶が失われたり、今までできていたことができなくなってしまったりします。

ただし、死滅の仕方には特徴があります。

脳全体から均等に減っていくのではありません。

使っていない脳細胞から死滅していきます。

使っていないのは、不要だということです。

いらないところから優先的に消滅し、エネルギーの節約を図るようになります。

逆を言えば、使っている脳細胞は使い続けているかぎり、死滅することはありません。

必要としている脳細胞には、適度に電気信号が流れ、さびたり壊れたりしません。

老化が進んでも、使っている神経細胞は死ぬまで消滅することはありません。

ここに、健康で若々しい犬に育てる方法が隠されています。

すなわち、犬にできるだけ脳を使ってもらうことです。

使っている脳細胞は死滅しにくいわけですから、日頃からできるだけたくさんの刺激に触れさせてあげることが大切です。

その基盤になるのは、やはり日頃の生活です。

日頃の生活の中に、いかに犬の脳を刺激する要素があるかです。

単調でのんびりした生活もいいですが、犬の健康を考えるなら、変化やメリハリのある生活のほうが効果的です。

さまざまな景色を見せてあげます。

食事のメニューを変化させて、さまざまな味やにおいを経験させます。

知育おもちゃなどを使って、頭を使った遊びを楽しませます。

そうすることで、幅広い脳の領域を使うことになり、ぼけない犬に育っていくのです。

愛犬を長生きさせる方法(2)
  • さまざまな経験に触れさせるような生活設計をする。
犬のぼけ対策は、生まれたときから始まる。

愛犬を長生きさせる30の方法

  1. 犬の高齢は、早く訪れる。
  2. 犬のぼけは、脳細胞の死滅によって生じる。
  3. 犬のぼけ対策は、生まれたときから始まる。
  4. いつもと違った散歩コースを歩けば、愛犬の脳は活性化される。
  5. 屋外より室内のほうが、愛犬がぼけにくくなる。
  6. 知育おもちゃで、頭を鍛える。
  7. 犬にとって旅行は、頭にいい刺激がいっぱい。
  8. 小さな日帰り旅行をしてみよう。
  9. 犬も褒められたいと思えば、もっと行動的になる。
  10. 何気ない愛犬の存在を、常に感謝することが大切。
  11. 子犬を出産して家族が増えても、飼い主の手間は変わらない。
  12. 犬は、1匹だけより2匹飼うほうが、安定する。
  13. 犬の2種類の筋肉を鍛えることで、老化を防止する。
  14. 犬のぼけを予防するなら、DHAとEPAが効く。
  15. 食事も運動も問題ないはずの犬が、なぜか太ってしまう理由。
  16. 犬は虫歯になりにくい一方、歯のトラブルを抱えやすい。
  17. かわいいからと言って、太ったペットをほうっておかない。
  18. 犬の食事は、適量で与えてはいけない。
  19. 噛むことは、犬の歯の健康だけでなく、脳の健康にもつながる。
  20. 犬も白内障になる。
    散歩をするなら、早朝と夕方がおすすめ。
  21. 「犬が生きていける世話」ではなく「犬を満足させる世話」をする。
  22. 語りかけるすべてのタイミングは、スキンシップの時間にもなる。
  23. 犬の不安定になった心は、お漏らしとして表れやすい。
  24. テレビほど、犬にさまざまな刺激を与えられる便利な道具はない。
  25. 犬用ビデオは、飼い主がいない間の退屈しのぎになる。
  26. 飼い主に期待された犬ほど、強く育つ。
  27. 人が必要とする栄養と犬が必要とする栄養は、大きく異なる。
  28. 犬は、2人で散歩するより、大勢で散歩するほうが喜ぶ。
  29. 予防接種で、未然に病気を防ぐ。
  30. 犬がぼける本当の原因は、私たち人間にあった。

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