公開日:2024年1月6日
執筆者:水口貴博

人間関係のトラブルをスムーズに解決する30の方法

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迷惑をかけた相手の前でポジティブな発言をすると、ますますピンチに陥る。

迷惑をかけた相手の前でポジティブな発言をすると、ますますピンチに陥る。 | 人間関係のトラブルをスムーズに解決する30の方法

人に迷惑をかけてしまったとき、ポジティブな発言には注意してください。

「ポジティブな発言は良いことじゃないの?」と思うかもしれません。

もちろん基本的に良いことではあるのですが、時と場合によって、口に出すのがNGとなるケースがあります。

特に注意したいのは、迷惑をかけた相手といるときです。

たとえば、自分のせいで相手に大変な迷惑をかけてしまったとします。

そんなとき、相手の目の前で「大丈夫、大丈夫」「これくらい大したことない」「小さなことにすぎない」と発言します。

本人はポジティブな意味で発言したとしても、相手はどう感じるでしょうか。

トラブルを軽視している印象を受けるでしょう。

自分が迷惑をかけたことに、責任を感じていないように感じられるのです。

自分はポジティブな意味で言ったつもりでも、迷惑をかけられた相手からすると、むっとする一言です。

「ポジティブな発言=失言」となるケースは少なくありません。

ますます相手を不快な気持ちにさせてしまい、事態を深刻にさせてしまうケースがあるのです。

自分はポジティブな意味で言っただけと思いますが、大切なのは、相手がどんな印象を受けるかです。

いくら自分はポジティブのつもりでも、相手が不快に感じたらNGです。

ポジティブな発言は大切ですが、いつでもどこでも発言すればいいわけではありません。

よかれと思って口にしたポジティブ発言が、相手をむっとさせることがあるのです。

人間関係のトラブルをスムーズに解決する方法(14)
  • 迷惑をかけた相手の前で、ポジティブな発言は控える。
涙が出そうなときは、きちんと泣こう。

人間関係のトラブルをスムーズに解決する30の方法

  1. トラブルは、相手や自分を理解するチャンス。
  2. トラブル解決では、話し合いが欠かせない。
  3. トラブル解決に必要なのは、謙虚な心。
  4. 謝罪に整った言葉は必要ない。
    言葉が下手であっても、わびる気持ちが伝わることが大切。
  5. トラブルになる可能性があるものは、早めに対処しておく。
  6. 喧嘩には負けておく。
  7. トラブルのストレスを、人にぶつけない。
  8. 専門家への費用を値切らない。
  9. 専門家と相性が悪いと感じたら、変更することも検討する。
  10. 専門家のやり方に、余計な口出しはしない。
  11. 「笑えるトラブル」と「笑えないトラブル」を区別する。
  12. 「○○してください」より「○○をお願いします」「○○していただけませんか」。
  13. 2つ以上のトラブルが重なっても、焦らない、慌てない。
  14. 迷惑をかけた相手の前でポジティブな発言をすると、ますますピンチに陥る。
  15. 涙が出そうなときは、きちんと泣こう。
  16. 謝罪の方法に迷ったときは、丁寧なほうを選ぶのが良い。
  17. 謝罪の場で、笑顔は厳禁。
    半笑いも控えておくこと。
  18. トラブルのとき、逆ギレをしてはいけない。
  19. トラブルを乗り越えた話に、ハズレはない。
  20. 「ちょっとご相談があるのですが」より「折り入ってご相談があるのですが」。
  21. トラブルは、立ち向かうだけでも素晴らしい。
  22. 「あなたには解決できない」という言葉は、真に受けなくていい。
  23. おわびの品は、ないよりあったほうがいいもの。
  24. 面会を断られたなら、無理に会わないほうがいい。
  25. 「あなたのせいでこうなった」は、心で思っても言わないこと。
  26. 他人のトラブルでも、自分にも原因の一端があるのなら、手伝う。
  27. 苦しいときこそ、真正面から立ち向かうのが良い。
  28. トラブルを解決することも、成功の1つ。
  29. 「諦めていいよ」と言われたときが、正念場。
  30. あらゆるトラブルは、人間力が試される仕事。

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