「心の運動不足」になっていませんか。
「心にも運動不足があるの?」と思うかもしれませんが、体の運動不足があるように、心にも運動不足があります。
目に見えないものなので実感が湧きにくいかもしれませんが、大切なポイントなので想像力を膨らませて考えてみましょう。
心を動かす機会がないと、どんどん心が運動不足になってしまいます。
心が運動不足になると、気力が出にくくなったり感情が不安定になったり落ち込みやすくなったりします。
感性が鈍くなり、察したり共感したりする力が弱くなります。
心の運動不足がエスカレートすると、無気力・無感情になる可能性もあるため注意が必要です。
体の運動不足と同様、心も運動不足にならないよう、日頃からきちんと心を運動させておくことが大切です。
心を運動させるためにはどうすればいいか。
心が「感」じて「動」くことをしましょう。
すなわち「感動」です。
積極的に感動する機会を作ればいいのです。
私たちは、素晴らしいものに触れたとき、強く心が動かされます。
それは、心が運動しているのと同じことです。
感動すればするほど心を動かすことになるため、心の運動不足も解消されていきます。
あなたの日常に、ぜひ感動の瞬間を増やしてください。
感動することなら、何でもかまいません。
素晴らしい映画を見て、たっぷり涙を流すことも感動です。
美術館で素晴らしい芸術作品を鑑賞して、鳥肌が立つことも感動です。
ライブコンサートに行って、素晴らしい曲に酔いしれることも感動です。
レストランで美食をほおばり「なんておいしいのだろう!」と思うことも感動です。
スポーツ観戦でお気に入りの選手を応援して、一緒に興奮や喜びを分かち合うことも感動です。
心が震える機会をどんどん作っていきましょう。
心が震える機会は、自然とやってくるものではなく、自分の意思で作っていくものです。
大きく感動しなければいけないと思うかもしれませんが、小さな感動でもいいのです。
小さな感動でも、感動は感動です。
最後に「感動の涙」を流したのはいつですか。
最後に「感動の鳥肌」が立ったのはいつですか。
思い出せないなら、すでに心が運動不足になっている可能性があります。
心から感動すると、涙が流れたり鳥肌が立ったりします。
もちろん涙や鳥肌といった反応がなくても、自分の中で心を動かされた実感があればOKです。
感動は、すればするほどいいものです。
感動は、心の筋トレです。
運動のしすぎは体を壊すことがありますが、感動はいくらしても心が壊れることはないので安心してください。