執筆者:水口貴博

日々の感動を増やす30の方法

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「前から思っていたんだけど」と前置きしてから褒めれば、感動が倍増する。

「前から思っていたんだけど」と前置きしてから褒めれば、感動が倍増する。 | 日々の感動を増やす30の方法

相手を喜ばせるために役立つ、前置きのフレーズがあります。

「前から思っていたんだけど」です。

この前置きのフレーズを使うことで、後に続く褒め言葉がより印象深くなり、感動を倍増させることができます。

あなたが「前から思っていたんだけど」と言われたときの状況を思い浮かべてみてください。

「何を言われるのだろうか」

「変なことを言われたらどうしよう」

「前から思っていたということは、目立つことなんだろうな」

「前から思っていたんだけど」と言われると、相手をどきどきさせることができます。

どきどきさせた分だけ、後に続く言葉が印象的になります。

しっかり記憶にも残ります。

「優しいですね」と言われるより「前から思っていたんだけど、優しいですよね」と言われるほうが嬉しい。

「いい声ですね」と言われるより「前から思っていたんだけど、いい声ですよね」と言われるほうが嬉しい。

「肌がきれいですね」と言われるより「前から思っていたんだけど、肌がきれいですよね」と言われるほうが嬉しい。

「前から思っていた」という言葉から、長い時間軸が感じられます。

前からずっと感じ続けていたことが分かると、お世辞ではなく、本音で言っている感じが強くなります。

「前から思っていたんだけど」と前置きをしてから褒めれば、本音感が増して、より相手を喜ばせることができるのです。

2つの注意点

「前から思っていたんだけど」というフレーズを使う際は、ポイントがあります。

次の2つの注意点を守るようにしてください。

  1. ポジティブな言葉を続ける

「前から思っていたんだけど」の後は、褒め言葉が続くようにしましょう。

批判や悪口を続けるのはよくありません。

たとえば「前から思っていたんだけど、目つきが悪いですよね」というのはNGです。

批判や悪口の言葉が続くと、相手の心にぐさりと突き刺さって、大きなショックを受けるでしょう。

印象の残りやすいフレーズであるゆえに、ネガティブな言葉の場合、ショックの度合いも倍増します。

「前から思っていたんだけど」の後は、褒め言葉が続くようにしましょう。

  1. 嘘は言わない

いくら効果的なフレーズとはいえ、嘘はよくありません。

たった今思いついたことを「前から思っていた」とするのはよくありません。

言葉のとおり、本当に前から思っていたことを言うようにしましょう。

人を喜ばせる達人に、一歩近づける

「前から思っていたんだけど」

この一言を、時と場を選んで使えば、上手に相手を喜ばせることができるでしょう。

さりげなく前置きをしてから褒めれば、相手はにこにこ喜んでくれるはずです。

嬉しい言葉をかけてくれるあなたのことを、もっと好きになってもらえるはずです。

人を喜ばせる達人に、一歩近づけるのです。

日々の感動を増やす方法(29)
  • 「前から思っていたんだけど」と前置きをしてから、褒める。
太陽が昇る瞬間、沈む瞬間に、感動がある。

日々の感動を増やす30の方法

日々の感動を増やす30の方法
  1. 「心の運動不足」になっていませんか。
    「心の運動不足」になっていませんか。
  2. 感動の音は、すぐそこにある。<br>耳を澄まして心で聴くだけでいい。
    感動の音は、すぐそこにある。
    耳を澄まして心で聴くだけでいい。
  3. 大人になると感動が減る、本当の理由。
    大人になると感動が減る、本当の理由。
  4. 感動したいなら、学問するのが手っ取り早い。<br>目からうろこが落ちる機会を作ろう。
    感動したいなら、学問するのが手っ取り早い。
    目からうろこが落ちる機会を作ろう。
  5. 日記をつけるだけで、日々の感動が増える。
    日記をつけるだけで、日々の感動が増える。
  6. 何かに感動したら「思い出ができた」と呼んでいい。
    何かに感動したら「思い出ができた」と呼んでいい。
  7. あなたが歩く足音も、音楽。
    あなたが歩く足音も、音楽。
  8. 何か変化を持たせたいと思ったときのキーワード。<br>「いつもの逆」。
    何か変化を持たせたいと思ったときのキーワード。
    「いつもの逆」。
  9. 自分が感じたことは、常に正しい。<br>人の感じ方に合わせる必要はない。
    自分が感じたことは、常に正しい。
    人の感じ方に合わせる必要はない。
  10. 1カ月に1冊でいい。<br>普段絶対買わない本を買って読んでみよう。
    1カ月に1冊でいい。
    普段絶対買わない本を買って読んでみよう。
  11. スキーもスノーボードも、雪の季節しか楽しめない。<br>もたもたしていると、遊ぶタイミングを逃してしまう。
    スキーもスノーボードも、雪の季節しか楽しめない。
    もたもたしていると、遊ぶタイミングを逃してしまう。
  12. 驚くことは感動することだ。<br>感動を増やしたいなら、驚く機会を増やせばいい。
    驚くことは感動することだ。
    感動を増やしたいなら、驚く機会を増やせばいい。
  13. 感動を増やすには、初めてのことに挑戦すればいい。
    感動を増やすには、初めてのことに挑戦すればいい。
  14. 線引き・書き込みのある中古本には、新品にはない面白さがある。
    線引き・書き込みのある中古本には、新品にはない面白さがある。
  15. 過去は楽観するのが大切。<br>未来も楽観するのが大切。<br>現在も楽観するのが大切。
    過去は楽観するのが大切。
    未来も楽観するのが大切。
    現在も楽観するのが大切。
  16. どんなに落ち込んでいても、おいしいものを食べるくらいはできるはずだ。
    どんなに落ち込んでいても、おいしいものを食べるくらいはできるはずだ。
  17. 意地を張って驚くのを拒むと、感動できない。<br>素直に驚くと、人生で多くの感動を楽しめる。
    意地を張って驚くのを拒むと、感動できない。
    素直に驚くと、人生で多くの感動を楽しめる。
  18. 水たまりは、自然が生み出したアスレチック。<br>いらいらするものではなく、ゲーム感覚で楽しむもの。
    水たまりは、自然が生み出したアスレチック。
    いらいらするものではなく、ゲーム感覚で楽しむもの。
  19. 視点が変われば、景色が変わる。<br>1つの対象から無限の景色を見いだす。
    視点が変われば、景色が変わる。
    1つの対象から無限の景色を見いだす。
  20. 日記のネタ作りのために行動するのも悪くない。
    日記のネタ作りのために行動するのも悪くない。
  21. 面白い景色を楽しめる穴場は「歩道橋」にある。
    面白い景色を楽しめる穴場は「歩道橋」にある。
  22. 思いどおりにいかないことがあるから、人生は楽しい。
    思いどおりにいかないことがあるから、人生は楽しい。
  23. 「素晴らしい」という一言は、感謝と感動を引き出す言葉。
    「素晴らしい」という一言は、感謝と感動を引き出す言葉。
  24. 遠くの土地に行くだけが旅ではない。<br>近所を巡ることも素晴らしい旅。
    遠くの土地に行くだけが旅ではない。
    近所を巡ることも素晴らしい旅。
  25. 食べ物の好き嫌いの矛盾に気づく。
    食べ物の好き嫌いの矛盾に気づく。
  26. 天体望遠鏡がなくてもいい。<br>普通の双眼鏡でも、月の天体観察を楽しめる。
    天体望遠鏡がなくてもいい。
    普通の双眼鏡でも、月の天体観察を楽しめる。
  27. 興味の火は、ずっと燃え続けるとは限らない。<br>何事も興味があるうちに行動するのが吉。
    興味の火は、ずっと燃え続けるとは限らない。
    何事も興味があるうちに行動するのが吉。
  28. 友人宅に初訪問したら、いいところを見つけて褒めよう。
    友人宅に初訪問したら、いいところを見つけて褒めよう。
  29. 「前から思っていたんだけど」と前置きしてから褒めれば、感動が倍増する。
    「前から思っていたんだけど」と前置きしてから褒めれば、感動が倍増する。
  30. 太陽が昇る瞬間、沈む瞬間に、感動がある。
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